「スケールが大きすぎない事で、逆に観やすくなっていて素晴らしい」名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ) ゴマさんの映画レビュー(感想・評価)
スケールが大きすぎない事で、逆に観やすくなっていて素晴らしい
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原点回帰は大袈裟で適切ではないのかもしれないけど、とても素晴らしい作品だった。
歴史ミステリーとでもいうのか、暗号を解くために北海道内を巡り、信念からの犯行を......の犯人が登場。
スケボーでロープウェイかなんかを......はあったとはいえ、爆破や銃撃戦が『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』と大差がなくなっていたアクション要素満載の作品とは違い、ほどほど(?)で済んでいる。
少年探偵団やクイズの件は取ってつけた感はあるのと、カドクラの取引相手は中途半端なままだけど、それがあっても登場人物の背景や事情の描き方も良かった。
確かに弱い点は、他にもそこそこありました。
だけど、それらは「ミステリーとはいえ、博士の発明品や、幼児化する毒薬といったものが登場してもOKな世界観だから」で受け流せる範囲。
例えば、カドクラの取引相手が痺れを切らせて参戦した事で【アメリカだかロシアだかで製造された、街一つを吹っ飛ばせるくらいの爆発物】が飛んできて、それに向かってボールを蹴りながら「いっけぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」とコナンが絶叫......なんて展開にされても、冷めるだけ。
出演者の演技力もあって、細かいところはあまり考える事もありませんでした。
あと、旧Twitterでも話題になっていた、エンドロール後にある【衝撃の事実】に関しては......少なくとも私にとっては、想像の範囲内。
劇場内が騒然となったと書いてあったから期待していたのだけど。
来年は長野県警がメインで、脚本は順番からいって櫻井先生。
『相棒』ばりの濃い警察組織ものを......。
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