「みんなはどう思ったのか知りたい」名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ) レッドヘリングさんの映画レビュー(感想・評価)
みんなはどう思ったのか知りたい
結論からいうとラストだけだった。
良かったところ、悪かったところ両方挙げていく
まず良かったところ
・土方歳三と俳句に絡めた暗号
・紅葉と伊織がでしゃばり過ぎなかったところ。これは丁度良かったし、いい味出してた。
・平次、沖田総司、鬼丸の剣技
・平次の告白台詞とEDの入り方
・西村警部登場→北斗星→工藤夫妻 この登場のさせ方は違和感なくて良かった
全体的に、メインとなるキャラが沢山いたのにも関わらずそれぞれがいい塩梅で出てて良かったなぁと。上手く捌いたと感じた。これ不安要素でもあったから期待値超えてきた。平次の台詞も格好良くてここ最近の映画ではNo. 1だと思えた。
続いて悪かったところ。
・オリジナルキャラ、特にカドクラの背景が弱すぎる。メインキャラは上手くまとめてたと思ってたのに劇場版で大事となるオリジナルキャラがなんかごちゃごちゃしてたし、情も入らなかったし本当にここ最近これが弱い。
・全体的に緊迫感がない。まじでラストに全て詰め込み過ぎててストーリーが弱い。
・ここ数年に引き続き、蘭と探偵団が飾りすぎる。おれとしてはここ大事にして欲しいから残念
・キッドの新一既視感さすがにやり過ぎ。「お前、その顔…」もうお腹いっぱいです
・優作と盗一の関係性。これが1番ガッカリでした。正直そこまで驚く内容ではなかったが、本当にそうだったのか…。青山先生がいつこの設定つくったのかは分からないが、55巻「工藤新一少年の冒険」を受けてだとまじで残念すぎる。優作が初代キッドの正体を知らないとは思えないし、どんな事実があるかはまだ明らかになっていないが、仮にも犯罪者である兄とあんな感じで対決しててえぇ…ってなった。優作のキャラ崩壊。
コナンの作品っていうよりかは青山剛昌作品の映画って感じ、お祭り作品だった。まじでみんなが優作と盗一の関係性についてどう感じたのか知りたい。おれは絶対無しだろって思っちゃったなぁ。