「【今作は、問題を抱える母に育てられた少年が優しい里親の家で食べたスウィーツの想い出により、パティシエとして名を上げた実話ベースのお話である。】」パリ・ブレスト 夢をかなえたスイーツ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【今作は、問題を抱える母に育てられた少年が優しい里親の家で食べたスウィーツの想い出により、パティシエとして名を上げた実話ベースのお話である。】
■過酷な環境で過ごしている少年・ヤジッドにとって唯一の楽しみは、里親の家で食べる手作りのスウィーツ。いつしか最高のパティシエになることを夢見るようになった彼は、パリの高級レストランに雇ってもらうチャンスを掴み、見習いとして働き始める。
◆感想<Caution!内容に触れているかな?>
・今作は天才パティシエ、ヤジッド・イシュムラエンの自伝を映画化したモノだそうである。物語はヤジッド(青年期:リアド・ベライシュ)の少年期に、問題を抱える母サミナ(ルブナ・アビダル)と暮らす中、優しい里親シモーヌ(クリスティーヌ・シティ)とパスカル(パトリック・ダスンサオ)の家で食べるスウィーツに触発され、成長してからは同僚の嫌がらせなどありながら、彼と友人になる黒人マニュの力添えも有り、コンテストでフランス代表の一人として優勝するまでを描いた物語である。
・全体構成として、少年期と青年期が並行して描かれるが、問題を抱える母サミナとの関係性や、青年期に数々登場するシェフたちとの絡み方が、演出として甘い気がするのであるなあ。
監督は今作が長編デビューらしいので、これから修正して行って貰いたいかな。
・魅力は、矢張りヤジッドの代名詞とも言える”パリ・ブレスト”を始め、映し出されるスウィーツの数々の美しさであろう。
<今作は、問題を抱える母に育てられた少年が優しい里親の家で食べたスウィーツの想い出により、パティシエとして名を上げた実話ベースのお話である。>
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