「・フランス映画 フランス映画には流儀がある。あまり盛り上げないこと...」パリ・ブレスト 夢をかなえたスイーツ 稲浦悠馬 いなうらゆうまさんの映画レビュー(感想・評価)
・フランス映画 フランス映画には流儀がある。あまり盛り上げないこと...
・フランス映画
フランス映画には流儀がある。あまり盛り上げないこと。盛り上がる演出を極力避けること。感情表現も最小限に抑えること。
たとえばこの映画には主人公の因縁の相手とこ勝負があり、その結果を待つシーンがあるが、なんともあっさりと主人公が勝利を収める。
ドラムロールのドの字さえないのだった。
何故なのかは分からないが、フランス映画には「分かりきったことをわざわざくどく表現するのは野暮ったい」というような哲学があるのかもしれない。そうでないと説明がつかない。
・物語
フランスには里親制度があり、これは里親の子でありながら、パティシエとして成り上がった男の物語だ。
エンドレジットで初めて知ったが実話らしい。
里親制度のバックグラウンドが分からなかったせいか、この物語が何を訴えようとしているのかが分からなかったが、文化的なバックグラウンドが分かっていればもう少し本作が分かったのかもしれない。
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