「お金をかけなくても、バイオレンスやったれ。」ベッキー、キレる リュウジさんの映画レビュー(感想・評価)
お金をかけなくても、バイオレンスやったれ。
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あと1時間半後には、出かけなあかん。
それまで時間を潰せる都合のええ短さの映画はあるんかな。
あ、あった。
上映時間はなんと84分。ちょっとだけ時間のおつりがくるな…
と思って見たのは
少女が殺りまくるのかと勘違いさせられたバイオレンス映画。
16歳の少女が立ち向かうのは、
全米規模の巨大な人種差別組織‥‥なのに、なんと登場人物の少ないことか。
さらに少女が背負う赤いリュックにいろいろと武器を詰め込んでいる風に見せながら、
結局使ったのは現地調達したナイフ・手投げ弾・ボーガン・催涙ガス。
しかも「過激な暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています」と言いながらも、
CG作業などが大変な大がかりな殺し方はナレ等で匂わせるだけで、使ったのはナタ1本。
そのしょぼさをごまかすのは、少女の叫びと血のりの多さ。
お金がいちばんかかったのは、最後のクルマ爆破くらいやないかな。
「予算ないねん、でも撮りたいねん、なんとかしようや」という声が
画面から飛び出してきそうな映画。
好きですよ、自分は、こんな映画。
見ててとても楽しかった。
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