「大阪人はタコ焼きばかり食べてるわけではない」三日月とネコ ひろちゃんのカレシさんの映画レビュー(感想・評価)
大阪人はタコ焼きばかり食べてるわけではない
灯の年齢不相応の未熟さと仁の肥大した自我には不快感を通り越して恐怖すら覚える。
「善意」と「正論」(←どちらも括弧付きね)に基づいた、相手の人格・言動に対する過剰に肯定的な台詞と、「美味しい!」「可愛い!」というときの演劇的誇張的表現はもう、絵に描いたような社交辞令だ。社交辞令は相手との関係を深化させないための防具なのであるから、登場人物達は実はお互いに距離を置きたがっているという、ストーリーとは裏腹のパラドックスが生じているが、それが面白いかどうかは別の問題。
そしてユーモア感覚の欠如が致命的。
石川瑠華と小林聡美の無駄遣いだな。
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