「熊本震災について触れていた件、猫の扱いが丁寧だった点に共感が持てる」三日月とネコ yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
熊本震災について触れていた件、猫の扱いが丁寧だった点に共感が持てる
今年196本目(合計1,288本目/今月(2024年5月度)30本目)。
(前の作品 「あぶない刑事」→この作品「三日月とネコ」→次の作品「関心領域」(明日予定))
こちらの作品です。
他の方が書かれている通り、熊本震災をもとにあつまった3人とその飼い猫のお話です。
ストーリーとしてあまり起伏がない点はマイナスポイントと言えますが、アクション映画でもあるまいし、そりゃ仕方がないでしょうというったところです。むしろ、日本の最近経験した震災といえば、東日本大震災、兵庫淡路、ついで、おそらくこれからと思われる能登半島震災といった中において、程度が中程度といわれる熊本震災をテーマにした点について共感が持てます(なお、震災についての配慮はちゃんとあります)。どうしても、先にのべた大地震と比べると扱われる頻度が少ない(熊本県限定のミニシアター等は除く)からですね。
あとは、猫の扱いについても動物愛護法の精神にてらして非常に丁寧で、動物病院などの後援があったとのこと。こうした映画はとても良いなといったところです。私は猫派ですが(それはアンチ犬であることを意味しない)、今も昔もマンションの規約で飼えなかったので、猫といえば映画館を通してでしか接することができない(もちろん、ペットショップ等にいけば別)のが残念です。
今週はというと、どうしても「関心領域」や「あぶない刑事」などにどうしても押されてしまうのは仕方がないと思いますが、あったかほのぼの系で見たいなと思えば、誰がみても「平均的な満足度」が得られる本作品はおすすめといったところでしょうか。
採点については特に減点対象まで見当たらずフルスコアにしちえます。