「犯人探しではなく、それを追う刑事の物語。秀作。」12日の殺人 いなかびとさんの映画レビュー(感想・評価)
犯人探しではなく、それを追う刑事の物語。秀作。
今年に入って約20本の新作映画をみたが、この映画は1番の作品だ。
映画ポスターの殺される女性が私好みの女性で、スケベ根性で鑑賞した。また、度々言っているように、映画鑑賞の目安とする週刊文春の映画評でも高評価を得ている。
タイトルの書いたように、最初の30分を過ぎたあたりから、これは犯人探しではなく、それを追う殺人課刑事達の物語ではないかと思えてきた。勿論、犯人探しが物語を引っ張って行くが、刑事たちの苦しみがメインだ。俳優もうまいし、脚本も良くできている。また、流れる音楽もいい。映画好きな人には観てもらいたい。脚本書いている監督の今後に注目だ。
コメントする
トミーさんのコメント
2024年4月5日
コメントありがとうございます。
刑事たちは定年まで一つの事件に囚われる訳にはいかず、はい次となるのが澱が残る仕事ですね。戦争犯罪も罪には問えないという原則が有り、国家のシステムでバッサリ、この辺は今作と通じるような気がします。