ディア・ファミリーのレビュー・感想・評価
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よくある難病物かと思いきや
スルーするつもりだったけど、巷の評判が良かったので観てみた。
結果、観て良かったです。
難病物というよりはプロジェクトXのようなお仕事映画で、
様々な現実の壁にぶち当たっても決して諦めない、
凡人からすると異常ともいえる執着心で困難に立ち向かう主人公の姿に胸を打たれた。
内容的にもっと濃く暑苦しくしたり過剰に情緒的な演出もできたと思うが、
そこは月川翔、上品にまとめ上げてる。
題材的に泣けるに決まっているので、このくらいのバランスのほうが見やすいし、
むしろ成功していると思える。
ただのドキュメンタリーにしない演出
主人公だけでなく、様々な人が辿り着くべき場所へ辿り着くお話し
その道筋は決して平坦ではないけれど、羅針盤が家族への深い愛情と信頼、自身への誇り…
始めから終わりまで、泣けて泣けて
娘が不治の病に直面する実話に基づくのだから悲しいストーリーになるところを、そちらに振り切らないよう軽快に引っ張っていく両親の大泉洋・菅野美穂。彼らの演技が“実在人物のキャラクター化”によって成立しているのなら、真逆の演技は“役そのものを生きた”姉役・川栄李奈と研究医・松村北斗。4人をバランス良く配することでドキュメント映画にならない上手い演出
正直、松村北斗の演技が見たくて視聴。ちょい役と勘違いしていたがキーマンの役
上手く回らない現実への苛立ちや怒りは家族だけでなく、業界ルールに縛られる医師達も同じ。弱者の慟哭を投げ掛けてくる大泉・松村のベクトルの違う演技は圧巻。終盤2人の闘い方が手に汗握る展開へ繋がる
前を向く
あらすじを見て池井戸潤の小説『ガウディ計画』を思い出しました。
あまり気乗りしない題材でしたが何か映画が観たくて地元企業の実話で、ロケも地元が多いと知ってチョイス。
が、泣きました、ボロボロ泣きました。観て良かったです。
何か壁が出てきても『次はどうする?』夫婦で家族で乗り越え乗り越えていく姿が凄かったし、その努力を自分達の保身の為に裏切る医者が悪人にしか見えませんでした。
多くの人が助かっているけど、娘さんは救えなかった。でも約束は守れた。それが唯一の救いで、最後のエピソードは泣けました。
蛇足:
映画の中に出てくる場面(列車内で喫煙)や小道具(花柄の炊飯器、アデリアレトロ系のガラスコップ、ごつい電子レンジ、灰色の事務椅子)など懐かしかったです。
吉とするか凶とするか…
まず、人工心臓がまだなくて、それを必要とする人が多くいること。そして、主人公の本当の願いは叶えられなかったということ。
一方で、娘さんが願ったIABPカテーテルが17万人の命を救ったこと。
全く別ジャンルの映画ですが、キングダムでは主人公の信がいみじくも「もしお前らが本気で死んだ奴らのことを想うのなら奴らの見た夢を現実のものに変えてやれよ!」と言っています…。
この事実をどう捉えるかで、この映画の捉え方は変わるのかなぁ…と思う。
良い話でしたけどね…。
ちなみに、妹の新井美羽さんは菅野美穂さんにそっくりだった(笑)
なんなら川栄李奈さんも似てたかも?
娘さんとの約束を!
こういう話は涙腺崩壊状態になってしまうのは自分だけでしょうか?
お父さんば絶対あきらめない!そんな姿勢を娘さんたちはよく見ている。娘さんの命は残念ながら救えないこととなりましたが娘さんとの約束を諦めることなく粘り強く果たしていく。そして17万人もの命を救う画期的な医療器具の開発につながることとなるのは痛快でもありでも大事な一人の娘さんの命を救えない虚しさを天秤にかけられている皮肉な運命も感じます。
良い映画を観せていただきありがとうございました。
m(_ _)m
個人的には70年代の名古屋駅が見られたのはちょっと感動しました。
生命を繋ぐために家族が起こした奇跡
プロモーション映像、記事を見ていたので前半は、キャストの演技と時代背景の美術に見惚れていましたが、病院で「手術出来ない」を聞かされた場面から、自分の体験も重なり、涙が止まらなかった。
そこからの「生命守る〜生命を繋ぐ」ストーリーは実話だけに、説得力があり、カテーテル実用のシーンは、安堵ではなく、ここまでの坪井家のシーンが甦ってきた。
家族の「諦めない」の強い行動力の中、医師松村には「君はここまででいい」の冷静な大泉との対峙は新鮮であり、そこからの多くの葛藤から「医師の使命」に突き進んだシーンも印象的だった。
ストレート
IABPバルーンカテーテル誕生にまつわる「プロジェクトX」のような大逆転劇と愛娘を想う父の姿に涙を誘う感動のストーリー。劇場のあちこちからすすり泣きが聞こえてきました(涙)。父親役の大泉洋は安泰のキャスティング、限りある命を健気に生き抜く福本莉子(少女期は鈴木結和)もよかったです。教授役の光石研も定石の役回りでした。全体的に手堅い布陣で、逆にいえば意外性のない直球勝負なので、個人的には予定調和的な印象でした。月川翔が監督、林民夫が脚本とあとで知って、少し納得しました。月川監督作品は、「君の膵臓をたべたい」(17)は圧倒的にツボだったのですが、小松菜奈のとか、平手友梨奈のとか、永野芽郁のとかは、いいんだけど何となく物足りないという今作に似た感触でした。林民夫さんの作品は、「ゴールデンスランバー」(10)を筆頭に大好きな作品のオンパレードですが、やはり最後に作品を創り上げるのは演出なので、月川監督のテイストなのかなと思いました。でも、こんな苦労があってバルーンカテーテルが生み出されたことを知れてよかったです。
号泣
実話に基づいた話ということですが、脚本、役者さん、監督が全て素晴らしい。
娘さんを助けたいという思いが強過ぎて、最初はちょっと流石に無理だと思ってましたが、大泉さんと菅野さんの夫婦の関係に引き込まれていきました。3人の娘さんもお互い想い合う気持ちが心地良い。
いずれにしても号泣です😊
IABPカテーテルにこんなドラマがあったなんて
今では当たり前の様に医療界で使われているカテーテル。
全く医療機関と異分野の方が、実用化に至るまで製品開発を行うには相当な苦労を要する事は想像を絶するものがあります。さらに娘さんを救うために必死の思いで取り組まれていた事、結果として娘さんの命を救う事は出来なかったけれど、このカテーテルの開発がなければ沢山の命が失われていた事と思います。この映画でカテーテル開発の経緯を知れて、ますますIABPカテーテルのありがたみを感じる事が出来ました。
大泉洋の演技は、本当に毎回素晴らしいですし、福本莉子の透明感とみずみずしいオーラが儚く役にマッチしていました。
脚本、監督のタッグも素晴らしく感動的な映画でした。
家族と共に鑑賞しましたが、中々協力的にならない大学教授の動向に医療界の闇を感じたそうです。
家族みんな良き
バルーンカテーテルをいちから開発した町工場のお父さんの実話を元にした話。娘のために人工心臓創るって泣かせに来るよ!
しかし、大泉洋さんをはじめとした、役者さんが真摯に熱演。お父さん中心の奮闘記で下手な感動ゴリ押しがないのが、かえって沁みます。諦めが悪い超ポジティブパパ役、大泉洋さんがピッタリ。母の菅野美穂さんも。川栄李奈さんも、家族の中でしっかり効いてた。
大切な人を思い出す
ディア・ファミリー鑑賞しました。
娘の命を救うべく家族総出で奮闘する物語
何度も壁にぶち当たっても何度でも立ち上がり問題に立ち向かう姿は人生そのもの。
落胆する父に労うように娘が肩を揉むシーンは秀逸でした。
鑑賞後、大切な人が浮かんでくる。
優しく温かい余韻の残る作品でした。
生きていくこと
ただただ泣けた。
生きていると、人生への意味が見出だせなくなることもあるし、終わりのないトンネルの中にいるように感じる時もある。
それでも、自分に生命が与えられている以上、ひたむきに全力で生きていこうと、この作品を観て思った。
この作品の感想をどう表現しようかと20分くらい考えたけど、“とにかくこの映画を観てほしい。そして生きてほしい。”その一言に尽きる。
泣けなかった
すごく良い映画なのに番宣での大泉洋さんと菅野さんとの掛け合いが頭をよぎってしまいふと現実に引き戻されてしまい映画に入り込めなかった。
もう少し時間をおいてまた観たいと思います
最後の有村さんのエピソードは取って付けたようで個人的には不要な感じがした
どうしてもこのエピソードを必要とするならもっと知名度の無い方に演じてほしかった
最後に満島真之介さんの淡々とした演技が好きです
泣いた。父の娘を思う気持ちが世界に。
身内に心臓病だった人がいたので、見てみました。父の娘を思う気持ち、家族がお互いにお互いを思い合う絆にとても胸を打たれました。大泉洋の演技は当たり前に見事で、力強い。菅野美穂の母として、パートナーとして支える役どころもとても良かった。タッグを組んだ松村北斗の演技も繊細で、主張しすぎない、表情で訴えかけるお芝居が素晴らしい。光石研の嫌な役どころも医療界のタブーを凝縮したようで、話に必要不可欠な存在。最後は号泣し、余韻がすごい。
達川光男のように。
余命10年を宣告された娘を救うために、医療機器の知識が全く無い、ド素人の父親自らが、前人未到の人口心臓の開発に挑む話。
こんな感動的な話、涙脆いおっちゃんは、泣く😭に決まっている。
泣くために、あえて「ディア・ファミリー」を観に行った。
それは、例えるならば、少年の頃に観た、「珍プレー、好プレー」のカープ達川光男捕手のように。
バッターボックスに立って、自らボールに当たりに行き、しかも、派手に当たってケガをせず、かすり傷をおって主審に、デッドボールを蒙アピールする。
時には、自分で肘をつねったりして。コントのような一連のプレーに、少年の頃は笑っ🤣て観ていた。
中年になった今になって思うのは、達川光男捕手は、どんなことをしても出塁してやる!という気持ちが人一倍強い、プロの中のプロ野球選手だったな、ということ。
この達川光男を見習って私も、当たりに行った。
観て思ったのは、父親だけではなく、母親も肝っ玉の座った凄い人だった。
娘の余命が10年と宣告されて、夫に、「何にもしない10年と、出来る事は何でもしてみる10年、どっちが後悔しない?」と言葉をかけて、見事に夫を奮い立たせた。
人口心臓の開発にかかる費用が、いくらかかろうが、一切文句を言う事は無く、夫が壁にぶち当たるたびに、「それで、次はどうする?」と声をかけて、落ち込んでいる夫に前を向かせて、解決策を練るサポートをしていた。
父親は、人口心臓の研究をしているメンバーと共同で必死に、人口心臓の開発に没頭するが、娘の身体の悪くなる速さの方が速く、仮に人口心臓を完成させて取り付けたとしても、他の臓器が弱ってしまって手遅れの状態。絶体絶命の状態になってしまった。
ここで、娘が父親に語った言葉が、この映画の中で一番感動して、号泣😭😭😭💦した。
娘の命を救うために、必死になって奔走する父親の姿を見てきた娘は、真っ直ぐな良い娘に成長していた。
ここから父親は、さらに努力を重ねて、世界で17万人の命を救ったIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルを誕生させたのだ。
達川光男のように、かすり傷の上手いデッドボールにはならず、何度もまともにデッドボールを食らったかのように泣いた😭「ディア・ファミリー」だった。
医療現場で働く身としてはよく存在を目にするバルーンカテーテル。 映...
医療現場で働く身としてはよく存在を目にするバルーンカテーテル。
映画を見るまで、地元の愛知で創り出され、出来上がるまでにこんなドラマがあったとは全く知らなかった。
地元が舞台ということで、方言や地域色が出てるのを少し期待したけど、そこは意外と薄味でした。
心臓病を患うよんちゃんが健気ですごく良い子すぎて、登場する度に泣けた!!
見て下さい
ストーリー良し、俳優さん良し。
予告を見た時から、見ようと決めていました。
家族愛だけで泣かせるための映画だと思って鑑賞しましたが。イヤイヤ、全然違いました。
メインは家族愛ですが、ブレない信念。
そのブレない根拠は、何でなのか?
その信念を支える、仲間達。
ありがとうと言いたい。
こんな素晴らしい映画を作ってくれた
関係者のみなさんに😭
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