ディア・ファミリーのレビュー・感想・評価
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諦めない。信念の強さ。
主人公は、どんな困難であっても、決して諦めなかった。
悩み、迷い、戦う、泣いて、笑って、怒って、それでも前にすすんだ。尋常ではない信念の強さこころうたれた。
娘の日記、父をずっとみていた。優しい工場の人々。主人公の熱意に心動かされて泊まって研究する必死の研究員。
情熱は人を動かす。強い信念、あきらめない気持ち、自分に言い聞かせられてるような気持ちだった。
プロジェクトX
いろいろ考えさせられた映画でした。泣ける場面も多くありますが、別に泣かせようと作り込みされているわけではなく、自然な感じで良かったです。
全体的には、プロジェクトXみたいな感じで、明日から仕事頑張ろうと感じさせられるものでした。
良かったです。
家族愛の話でもあり、ものづくりの話でもある!
TOHOシネマズユーザーなら、映画が始まるまでの幕間の時間お世話になってる福本莉子さん主演?(主演は大泉洋さん?)という事あり鑑賞。
予告でわかる通り言ってしまえばお涙頂戴ものではあるし、大筋の話も想像がつくのだけど、しっかり涙させられてしまった作品でした!!
2時間切る作品で比較的サクッと見られるので、とりあえず感動するやつとか見たいなぁって人、あと意外とものづくりに携わる人にもおすすめかもな作品。
「人工心臓作る話じゃない!」
いや!人工心臓を作る話ではあるのだけど、話はいろいろな困難にぶち当たり結果人工心臓とは違うところに向かうことになる。
夢を追う中で夢の形が変わっただけでそれはそれで素敵な話でした!
「家族愛の話でもあり、ものづくりの話でもある」
本作がもし病気を治すために医者だけが頑張って勉強して〜って話だったら自分には刺さらなかっただろうなぁと思う。
医学の知識とものづくりの技術の知識が掛け合わさる事で1つのものが出来上がっていくというのがとてもよかった。
坪井さんのように命を救うようなものは作ってないが、一応ものづくりを生業にしてる自分としては、金型からどう抜くか〜とかわかりすぎたし、量産して全て同じクオリティって本当大変よね…
自分も欲しいものがないなら自分が作れるようになればいいじゃん!って気持ちでものづくりの道を歩み始めたので、
坪井の自分で作るって宣言に心を打たれすぎた気がする!
なんだか最近はそういう気持ちとか忘れてたなぁ…
もちろん強くて優しすぎる家族愛の物語なのは間違いないのだけど、町工場とかでもなんでもものづくりってものに携わる人ならそういう作るって部分でも刺さるかも。
「福本莉子さんの幼少期役の子」
名前はわからないけど、あまりにも福本莉子さんの幼少期感ありすぎて、他の作品とか見てても思うけど、よくこんなあー成長したらこうなるなーって思うような子役探してくるよね。すごい。
また家庭内の様子もとってもいい子感溢れてましたね。
坂道を登る過程で成長するシーンもなんか良かった。
「あまりにも良くできた子供たち」
福本莉子さん含め坪井家のこどもたはみんないい子!いや、良い子すぎやしないか?
が!まぁあの両親だったらあんな子供たちにもなるか…とも思えるくらい、大泉洋、菅野美穂の両親も素晴らしかった。
思ったほど姉妹での描写はないんだけど、
それでも最後には姉妹の関係をしっかり補完してくれて、関係描写としてはそれだけでも胸打たれた。
「命を救うって大変」
そりゃそうなんだけど、途中これまでかかった費用、これからかかる費用計算してるシーンあるけど、人の命に関わるものを作る、命を救うって莫大なお金がかかる…
いや普段何気なく買うものだって、実際大量に作ってるから、何気なく買えるだけで、工場動かしたり莫大なお金掛かってるんだけどね…
坪井さん研究室の人たちの要望に応えてチューブとか、心臓の金型とかも作ってたけど、全然やるよ!って感じあれだって実際結構なお金掛かってるはず…
命に関係なくものづくりって大変なんだよなぁ…
「儲からなきゃ命も救えない」
物をつくったり、お金がかかるということは、どうしてもそれを回収して利益上げないことには大きな組織は動けないのが、悲しいけど現実だしそうじゃなきゃ世の中おそらくまとまりがつかない。
そして医学会には医学会のルールがあってなんとももどかしい…坪井さんが怒るのも無理ない。
医者も商売なところあるから仕方ないけど、症例の少ない難病の研究ってなかなか研究費に対してのリターンがないんだろうなぁ…
「インタビュアー」
冒頭とラストにでてくる有村架純さん演じるインタビュアー。
ちょっとしか出ないのになんか贅沢な配役と思ってたけど、最後になるほどな話が…
出来すぎた話なので脚本だとは思うけど、個人的にはちょっとそれは出来すぎ感強めで、やや興醒め…
彼女の存在がなくても坪井さんの作ったものがたくさんの命を救ってるってのは伝わるしなぁ…
坪井家が叶えた夢が身近なところでもちゃんと意味を成してる感じがするのは良かった。
医学、研究室の障壁とものづくりの障壁、そして娘の命のタイムリミットという障壁の3つの間で駆け回る坪井さんを中心に坪井家や協力してくれる人の優しさに心打たれる作品。
坪井さんの向かう道はいつも向かってくる人しかいない登り階段だったのも印象的でした。
今年1感動した映画だった…
色んなしがらみがある中で娘の命を懸命に救おうと人工心臓を開発するお父さんとそれを支える家族の姿は強い絆で結ばれているのを感じた。
上映中ほとんどの時間目頭を熱くして、マジで涙なしでは見られない最高の映画だった🥹
17万人を救った革新的カテーテル。その開発の裏にあった、家族の物語
先天的心疾患を持つ次女(三姉妹)のために、ゴム製品メーカーの二代目社長が奮闘し、結果として革新的カテーテルの作り出すに至ります。
1970年代の医療技術では10年生きられないと診断された娘のために、人工心臓の開発に乗り出すが実らず。
※人工心臓は現在の技術を持ってしても、手術中という限定された時間でしか使えません
次女は、親や姉妹の深い愛情に包まれて育つとともに、自分でやれることはなるべく自分でやるという意志を持って成長します。幼少期に想定されたよりも長い期間生き、自分にできる貢献をしたいということで親が経営する会社に就職もします。
それでも結果として、次女は若くして亡くなります。
しかし、親や家族が蓄積してきたその経験や技術を人の役にたててほしいという彼女の望みを叶えるため、人工心臓ではなく心臓を含む手術の時に使えるカテーテル(管状のもので、血管を経路として身体の内部に入れられ、血管を補助するなど血管にまつわる手術に役立つ)を開発するに至ります。
当初作りたかった人工心臓でもなく、作ろうとするきっかけとなった次女も亡くなりましたが、このカテーテルのおかげで17万人が救われることとなりました。
原作はジャーナリストの清武英利氏で、元読売巨人軍球団代表だった方です。球団代表だったときに、読売グループの独裁的支配者であるナベツネに反旗を翻したことで、その座を追われた過去があります。
物語の中では、旧態依然とした医療界により、革新的製品が受け入れてもらえない苦悩、それを突破していく姿が描かれます。両者には何か共通するところ。清武さんが人生を通じて大切にしていることがあるように感じられました。
最後はウルウル
でした。いくら自分で工場をやっているとはいえ、あれだけの時間とお金を掛けられるのは、やはり娘を助けたい執念ですかね。最後は少し方向性が変わって行きますが、みんなの役に立つものが世に出せて良かったです。しかし、心臓と言うのは本当に凄いモノなんですね、改めて感心しました。
号泣とはいかないけど泣ける映画でした! お父さんに全員着いて行くの...
号泣とはいかないけど泣ける映画でした!
お父さんに全員着いて行くのがすごいなーと思いながら綺麗な家族すぎました。
光石研さんが嫌な役で見ててイライラした。
川栄ちゃんのお姉ちゃんが凄く良い役で1番感動しました。既婚者子持ちで高校生役違和感ないのも凄い。
ストーリーな何となく予想つくストーリーなのでThe泣ける映画ですね。
普通のお涙頂戴映画とはちょっと違いますけど良い作品でした。
実話の重み
家族愛を押し付けてくるわけではないのがこの映画の良い所。宣政の家族、娘への愛が原動力となり医療業界へ挑戦し続ける、むしろこちらが主軸かもしれない。
これが実話なのだから脱帽するしかない。
大泉洋にこんなに泣かされるのか。悔しいほどに良かった。
他の方々も素晴らしい。
妻菅野美穂の宣政への叱咤激励…背中をそっと押す感じ。
10年以上の時間経過がある中、途中離脱した富岡(松村北斗)がちゃんと歳をとり経験を経て、変化した様。
教授(光石研)のあのパワハラ感…当時はこんな感じの医者が多かったんだろうな。
事実をギュッとしてるから、割とアッサリに感じたけれど、ハンカチはビショビショ。
悲しみより前向きになれる涙で、観た後スッキリ。
感動!!
反則です、この作品は。
元が実話ですが、これは反則です。
最高に感動しました。
上映中、何度もすすり泣きがしていました。自分も目じりが何度かうるみましたし、上映が終了のエンドロールの時も劇場を出たあとでも、思い出すと胸にこみ上げるものがありました。
出演俳優が大泉さんと菅野さん。もうこれだけで、普通の、感動映画ではないなと、思っていましたが、ここまでとは。あ、この次女のネーチャンどこかで見たことあると思っていたら、東宝シネマの、二代目?の映画紹介の人だ!!あの足の長いっ(っ……失礼しました。)と、後できがつきました。先代の山崎さんも演技上手かったけど、福本さんもなかなかでした。
内容が実話を元の作品に演出がなんだ構成がどうだなどという評価は大変失礼と思うタチなので評価はしませんが、本当にいい映画でした。少し話題が変わるけど、どんな映画でも、面白かったとか凄いとかテンションあがったとかありますが、例えば、演技が駄目とか映像がだめとか構成が駄目とか監督がだめとか評価されても、感動する作品がやはり最高だと思います。視聴する皆さんが感動した作品は何があっても成功したものです。と思います。
是非劇場での鑑賞を勧めます。
知らなかった実話
余計な音楽がない。息を吸う音、衣擦れの音、映画館ならではの音が見事にリアルな雰囲気を出していた。
リアルな昭和時代も懐かしく感じた。
ブラックジャックの恩師、本間丈太郎がとても精巧な人工心臓を完成させたが、どうしても原因不明の血栓ができてしまい、患者は亡くなってしまう。どんなに時間やお金をかけても人工心臓は無理なのかと思い悩むブラックジャックを思い出した。
そして現実の世界でも人工心臓はいまだに実用化されていない。お金だけではないこの映画の主人公のような人が出てくれることを祈るばかり。
素晴らしい映画でした。
ハンカチを用意して鑑賞
予告や前評判から、分かってたのにやっぱり泣けました。
心臓が弱くて余命10年と言われた娘のために、全国の病院を回って治療法を探すも見つからず、一念発起して自ら人工心臓を作るための研究を始める父親のお話。
しかもこれが実話なんですよね。
父親役の大泉洋さんを支える奥様役、菅野美穂さんがまた実に良いです。この夫婦の愛情とか、三姉妹の仲の良さとか辛い闘病生活じゃない側の視点が重いテーマを救っています。
鑑賞中、自分だったら…っていう思いが何度も湧き上がってきて、鑑賞後は自分の生き方とか見つめ直すような映画でした。マイナス思考な回路じゃなく、あくまで前向きに生きる目的みたいなものを考えたくなります。
医学界の裏側を垣間見る場面もあったりして、ちょっとスッキリしちゃうのも良かったです。
最後のインタビュー、あれが実話かは分からないけど最後にまたまた泣けてしまいました。
家族の夢
日本人向けの大動脈内バルーンパンピングカテーテルを作り上げた愛知のビニール樹脂会社社長と家族たちの話。
2002年、黄綬褒章を授賞式にのぞむ坪井宣政が、先天的に心臓に難病を抱え余命10年を告げられた次女を救おうと奮闘した1973年からの出来事を振り返る体でみせていく。
しゃっきを抱えた状態で親から引き継いだ会社を立て直し、不可能と言われる娘の手術が出来る病院を探す中、自分だ人工心臓をつくるという決意をし研究に没頭していくけれど、下町ロケットならぬ下町バルーンですね。
愛娘の為なら何でもやろうと意気込むのは簡単だけれど、若干の知見しか役立たない筈の分野に没頭していく姿は凄過ぎる。
そしてこの前向きな家族もまた温か過ぎる。
そして、人工心臓からIABPに話しが移り、泣かせに来ようとしている展開、演出の数々で鼻水をすする音が劇場内のあちこちから…。
邦画特有の時代劇の様な臭いリアクションや演出もあったけれど、それを超える感動はあったかな。
それと、川栄李奈のJKコス、なかなかですw
「おにいちゃんのハナビ」「ラーゲリより愛を込めて」系。
支持。
泣いた。
予告で全て見た気にさせて
泣かせどころをそこからズラす作劇に成功。
「おにいちゃんのハナビ」「ラーゲリ」系。
この手はまだ何本かいけそうだ。
昭和後期即ち高度経済成長からバブル崩壊前までを
忠実な歴史検証(内装、衣服、髪型)で撮った
生真面目さも買う。
実話の説得力
この映画が架空の作り話だとしたらこんな人はいないよねー、安易な脚本だよねと全く陳腐な映画となってしまうところ、実話を元にしている為に180度感想が変わってしまう笑。
なんと大きい父の背中よ。こういう父親になりたい、夫婦とはこうあるべき、家族とはこうあるべきと見る者に感動と勇気を与える映画になっている。
なんとかしようと必死に生きた父親と家族の物語。
これは必見です。
主演の大泉洋の演技は素晴らしく、長女役の川栄李奈は時に幼く、しかし長女としての気丈な演技は見事でした。
「俺があきらめたら終わりだろ」
カッコよ(`・ω・´)
感動シーンが10ヶ所くらいありました。
よくある愛とか死じゃないです。
ポイントは受け身の人から与える側の人に変わるってことかな。
自立する人はかっこいい。
感動と勇気をもらえるが、あと一歩
宣伝に力をいれているものの、初週にしては空席が目立つ。
福本莉子が東宝を代表する女優になれるかはこれから、というところ。
明らかに感動を誘っている映画はなかなか観ないが、毎回TOHOシネマズに足を運ぶたびに上映前に刷り込まれていた影響か、ふと観てみようとなる。
おおかた想定どおりではあるものの、安定した作品であった。
特に、無言で肩を揉むシーンでは心境が伝わって涙がでてきた。
しかし、小説だからか、大衆むけにわかりやすくしたのか、言葉は多い。感情は演技と表情で伝えてほしい派なので、説明されると興冷めしてしまう。よくある作品のようにわんわん泣くオーバーな演技は多くはなかったので、そこは好感。
俳優としては、何といっても大泉洋である。
まっすぐだけど、迷いもある役。見慣れていても飽きない、とてもいい俳優。自分もこうなりたいと思える、そんな演技。
福本莉子は、良くも悪くも華がなく、あまり印象には残らない。今回の役にはあっているのだが、存在感は薄く感じてしまう。
そして、意外にも川栄李奈がよかった。キャラクターの性格とらしい演技がマッチしており、グッとくるものがある。
全体として、話も王道で感動できる良い作品だった。
家族全員で支え合った愛と絆の物語
すでに予告から泣かされてしまった本作。娘のために奮闘する父の熱い思いに触れたくて、公開初日に鑑賞してきました。
ストーリーは、心臓疾患のため余命10年と診断され、どこの病院からも見放された娘・佳美を救うため、町工場を経営する父・坪井宣政が、自ら人工心臓を作ることを決意し、一から医療を学び始め、私財を投げうって、家族と協力しながら開発に奔走する姿を描くといもの。
予告から、娘の命を救うために偉業を成し遂げた男の話、いわゆるお仕事ムービーかと思っていましたが、そうではありません。もちろんそういう側面もあると思いますが、これは間違いなく、家族全員が全力で支え合った愛と絆の物語です。そして、その絆が、医療の使命を思い起こさせ、医療現場を突き動かし、数えきれない患者の命を救い、救われた命がその恩に報いようとする、人と人との絆の物語でもあります。
人が人を思う優しさ、それに応えようとするまごころに何度も涙します。決して諦めない男が娘と交わした約束は、多くの命を救い、それは今もなお続いているという事実が、強く心を揺さぶります。まるで娘の命が、無数の人々に分け与えられたかのように感じます。バルーンカテーテル開発という偉業への称賛と救われた人々の感謝、それを自分ではなく娘に伝えてほしいと語る宣政の姿が沁みます。
正直言って、前半はテンポが上がらず、少々のりきれませんでした。資金繰りの問題はどうやって解決したのか、医療知識をいつのまに得たのかなど、宣政の奮闘ぶりの描写が不足していたように思います。でも、描きたいのはそこではないことがわかり、途中から気にならなくなりました。と同時に、坪井家の家族の関わりから目が離せなくなりました。特に人工心臓開発に挫折し、佳美がもはや助からないとわかってからの関わりが、熱く沁みてきます。前向きに夫を支え続ける妻、悲しみを隠して佳美を励まし続ける姉、佳美に屈託なく接する妹、そんな家族に生き様で語る宣政。この家族に囲まれていたからこそ、佳美は命を燃やし尽くすことができたのだと思います。本当に素敵な家族です。
主演は大泉洋さんで、娘のためになりふり構わず奮闘する父を熱演しています。脇を固めるのは、菅野美穂さん、福本莉子さん、川栄李奈さん、新井美羽さん、松村北斗さん、光石研さんら。中でも、川栄李奈さんの演技が熱く、観る者の涙を誘います。
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