「家族愛と不屈のマインド」ディア・ファミリー しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
家族愛と不屈のマインド
通常スクリーンで鑑賞。
原作(アトムの心臓)は未読。
プロジェクトX的開発秘話に家族愛の物語を組み合わせることで、唯一無二の存在感を放つ作品になっていると感じた。
物語の語り口を単純なお涙頂戴とせず、技術者の矜持や医療界の問題にも踏み込む骨太さも兼ねていて、見応え抜群。
どんな壁にも諦めることなく「次どうする?」のマインドで一丸となり、夢に突き進んだ家族愛に涙が止まらなかった。
奇跡は起きるものではなく起こすもの。使い古された表現かもしれないが、実話を元にした物語なだけにそのことを強く実感させられた。とある家族の愛が成した奇跡は、今も世界の何処かで誰かを救っている事実も、感動に拍車をかけて来る。
とてもいい作品を観たと云う余韻が抜けない。
間違い無く、2024年上半期ベスト級である。
トミーさん
こちらこそありがとうございます!
次女の存在と想いが家族の絆を強固なものにしていた印象です。
私も次どうする?のマインドを持っていたいと思いました。
共感ありがとうございます。
従来の難病作品とは異なり、後半は日本のモノづくりの原点である、諦めない不屈のエンジニアスピリットで奮闘する主人公に脱帽でした。大泉洋の起用で、作品が重苦しくなり過ぎなかったのも良かったです。
主人公の妻の次は?は、結果に一喜一憂せず常に高い目標を持って行動すれば道は必ず拓かれることを示唆していました。
主人公も凄いですが社会全体が不屈のマインドで疾走していた時代だったことも効いていたと感じました。熱い時代でした。
では、また共感作で
ー以上ー
共感ありがとうございます。
実話ベースは強力ですね。方針転換には相当葛藤が有ったんだと思いますが、次女が「次!」と言った事が決意させたんでしょう。「次だよ、次」が家訓のような家族でしたね。