「希望の光」ディア・ファミリー リカさんの映画レビュー(感想・評価)
希望の光
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「実話」「大泉洋」というキーワードのみで鑑賞してきました
俳優陣が素晴らしいのはもちろんのこと、無駄な演出はなく、ストーリーは明瞭簡潔で非常にわかりやすかったです
駅構内の階段を駆け上がるシーン、夜更けやまだ夜が明けきらない朝、窓からやわらかな陽がさしこむシーンなどは、登場人物の現実と心情を如実にあらわしていたように思います
石黒医師に「私も1本欲しい」と言われ、外に出た瞬間の大泉洋のガッツポーズのシーンでは青空でしたね~
やってやったぞ!って気持ちもあり、やっとここまで来た!やったー!って気持ちも感じられ、清々しく爽快なシーンでした
心臓の病気で20才まで生きられるかどうかわからない娘!両親が奮闘する!のようなストーリーではあるけれど、お涙頂戴物語ではないです
できるかどうかはわからないけどやってみたらできちゃった!という物語でもありません
最初から最後まで「絶対にやるんだ!絶対に作るんだ!絶対に助けるんだ!」という【一心】であったことをぜひ感じて欲しいです
バルーンカテーテルが完成したことは、協力者があってのことだけど、命を繋ぐ希望の光を見いだしたのは、やはりご本人たちであることは間違いないと思いました
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みかずきさんのコメント
2024年6月29日
みかずきです
佳美の命は救えなかったですが、私のような病気で苦しんでる人達を救ってという叫びは、佳美の遺志です。
佳美の遺志を叶えることは佳美の命を子孫に脈々と繫いでいくことになります。
また、佳美の遺志を叶えることは家族愛ですが、人の為、他者の為に奮闘することは人間愛だと思います。
本作は、従来作品とは異なり、家族愛から人間愛にまで昇華した愛の物語でした。
ー以上ー