「オリジナル版を超えて」ソウルメイト kinako-catさんの映画レビュー(感想・評価)
オリジナル版を超えて
正反対の性格の2人の少女の物語。
二人の離れがたい結びつきの軌跡がオリジナル版よりもさらに細やかに、丁寧に描かれていました。
そしてオリジナル版「ソウルメイト/七月と安生」(2016)より、女優さんが普通っぽい雰囲気なのも親近感が湧いて良いですね。
二人のうちの一人に恋人が出来…
という、なんとなくのお約束っぽい泥沼的展開を交えつつ、
不自然な部分も多いけど、お互いの生き方をなぞっていくような展開
(かつて住んていた部屋が、そのままの状態で空き部屋だとか、描く絵のタイプの転向とかには違和感あったけどね)
それそれが成長するにつれ、お互いを取り巻く状況は変わり、その時々の心情も変わってくるけれど、相手を想い続ける心はひとつ。嫌いな部分も含めても、やっぱり好きな心情も丁寧だった。
自由奔放に生きた彼女は地に足をつけ、堅実な暮らしを営む彼女は心の旅に出た。
真実とはちょっと異なるかもしれないけれど、それが二人にとっての現在進行形。
…私の中では、オリジナルを超えた良い作品です。
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