ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディのレビュー・感想・評価
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星はいつも三つです。
アレクサンダー・ペイン監督『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』
とても良い映画でお勧めなのだが最初にひとつだけ、日本公開タイトルはどうにかならんかったのか。ホールドオーバーズって何? どゆう意味? だいいち覚えにくい。原題をそのままカタカナに起こしただけで、知り合いと会話していてこの映画を薦めようと思ってもスッと出てこない。聞いたほうも、たぶん、記憶に残らない。またホリディって『休日』のこと? だったら『ホリデー』にしたら。このところ出色のひどい邦題です。もったいない。
悪口は以上で、あとはほめるところしかないです。
英米で良家の子息が集まる伝統ある全寮制の学校というと、イメージでは野蛮で偽善的。またいじめなんかもけっこうタチが悪そう。『チップス先生さようなら』などはかなり美化されている気がする。あくまでイメージで、です。
1970年、アメリカ東部のボストン近郊。本作の舞台となる寄宿舎もやはりそんなところ。
こういう学校には必ずいそうな初老の独身男の歴史教師と金持ちの息子だが札付きの生徒、そして息子をベトナム戦争で亡くしたばかりの女料理人の話。
英米の学校を舞台にした映画というと、寄宿舎ではないが『小さな恋のメロディ』なんかは学校生活の短いスケッチを上手に使っていたが、本作も冒頭の聖歌隊の練習から始まって雪に埋もれた寄宿舎のスケッチがとても巧み。
またホームパーティーやクリスマスツリー、スノーボウルなど、クリスマス休暇を大切にするアメリカ人の心も丁寧に描かれている。
『アメリカン・グラフティ』や『スタンド・バイ・ミー』と同じく、主人公の少年はのちに小説家になるのではないか。老境にはいった小説家が、半世紀以上前の自分の寄宿舎時代の忘れ得ぬ恩師の思い出を綴った映画、という想像をしたらまた味わい深くなりました。
ちなみに邦題についてさんざん悪くいいましたが、公式サイトはつくりといい内容といい、お手本にしたいくらい充実していました。
ハナムとアンガスとメアリー‼️
この作品は名作「サイドウェイ」に勝るとも劣らないアレクサンダー・ペイン監督の名作‼️クリスマス休暇の寄宿制の名門高校を舞台に、帰れない生徒の面倒を見ることになった生真面目で頑固で融通がきかない、みんなからの嫌われ者教師ハナム、反抗的な生徒のアンガス、そして料理長のメアリーら三人が共に過ごす2週間の日々‼️さすがはアレクサンダー・ペイン監督、メインとなる三人のバックグラウンドも実に興味深いです‼️ハナムは学生時代に論文を悪友に盗まれ、逆に罪を着せられたあげく退学処分、その事実を隠して教師をやっている‼️アンガスは父が病気で施設入り、母は再婚、母はアンガスを厄介者扱い‼️メアリーはベトナム戦争で一人息子を亡くしたばかり‼️そんな三人が衝突を繰り返しては絆を芽生えさせ、少しずつ変化していく様が丁寧に描かれます‼️ハナム役のポール・ジアマッティは相変わらずウマいし、アンガス役のドミニク・セッサはスター候補、メアリー役のダヴァイン・ジョイ・ランドルフはあの体格なのに結構美人‼️まるで「シャイニング」のような状況での三人の微笑ましいやりとりに時間が経つのも忘れてしまいました‼️映画の美術もそうなんですが、フィルムの質感やユニバーサルのロゴなども70年代風になっているのもこだわりが感じられます‼️そしてラストのハナムの決断‼️あのハナムがあの決断‼️胸がアツくなりました‼️
クリスマス映画
思いのほか料理長の存在感が薄いのはどうしたことだろう?
偏屈なのに、どこか温かみを感じさせるボール・ジアマッティの演技に引き込まれる。
斜視や体臭といったインパクトのある特徴もさることながら、心に大きな孤独を抱えていて、本当は人から愛されたいのに、「どうせ好かれないなら、嫌われ者になってやる」と開き直っているかのようなひねくれた感じが、とても魅力的に感じられるのである。
そんな彼が、同じように嫌われ者の生徒と交流し、「友情」にも似た信頼関係を築いていく過程も絶妙で、2人が理解し合い、共感し合っていく様子には自然と胸が熱くなった。
その一方で、もう一人の重要な登場人物である寄宿舎の料理長の存在感が、(アカデミー賞を獲得した割には)今一つ希薄に感じられるのは気になってしまう。
それは、彼女が最愛の一人息子をベトナム戦争で亡くしているということが、物語の冒頭で明らかになり、それ以降は、あまりサプライズを感じさせるようなエピソードがないからではないだろうか?
物語の終盤で、ハーバード大学を中退したという教師の過去や、父親が精神疾患の施設に収容されているという生徒の事情が明らかになり、それで2人の心の距離が一気に縮まったように、料理長についても、そのような「仕掛け」があってもよかったのではないかと思えるのである。
それから、生徒の将来を守るために自分のキャリアを犠牲にするという教師の選択は、確かに感動的ではあるのだが、ある程度は予想できた結末でもあり、その割には、そこに至る過程が全体的に冗長で、テンポが悪く感じられたのは残念だった。
See ya!
「ホールドオーバーズ置いてけぼりのホリディ」ベトナム戦争下の寄宿学校が舞台のクリスマスホリディに取り残された3人の物語。これ、観客とそれぞれ3人とのバディ物語でもあるよね。脚本が素晴らしくて、当初は全く魅力的に感じられない3人の抱えた生き辛さ、孤独が少しづつ積み上げられるストーリーによって、その人間性に惹きつけられていく。そしてその展開が全然あざとくない。
誰かが勝手に決めた勝ち組でなくても、人生は祝福される、そんな映画です。
あと、劇中でバッドフィンガーの「No Matter What」が使われいます。ゴジラ×コングでもラストに「Day After Day」が使われていたし、密かに再評価されてるのか。
後半はロードムービーになるんだけど、ボールとタリーの旅を観ていて、三浦友和とオダギリジョーの「転々」を思い出したな。
キリスト教に関する文化がバックにあるとかなり有利
今年225本目(合計1,317本目/今月(2024年6月度)25本目)。
(前の作品 「おいハンサム」→この作品「ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ」→次の作品「ターゲット 出品者は殺人鬼」)
ストーリーとしては、1970年代をテーマにした、キリスト系の高校(日本相当)のアメリカで、冬期休暇を取れなかった生徒と先生、学校の食堂の女性の方の交流を描いたストーリーです。
多くの方が書かれている通り、クリスマスというのは日本でもアメリカでもたいていの国では「何らかの意味で多くの方で祝う」文化が確かにあるので、こういった展開になるとちょっと辛いですね…。
PG12の扱いですが、序盤にやや不穏当な発言をする子(ひやかしをする子)がいるからで、その子たちがいなくなる30分くらい後は一般指定でいいんじゃないかなといった感じです。また、タイトルにも書きましたが、キリスト教のいわゆるミッション系学校がテーマなので、キリスト教に関する語句(モルモン教やらエホバの証人やらなにやら)が結構多く出てくるので、これらの知識があれば有利かなといったところです。
映画それ自体が言いたいことは理解できるし(特に、主人公の高校生の子が背景に持つ生い立ちの事項)、この映画自体はアメリカでは2022年公開のようですが、1970年をテーマにしたために、映画を最後まで見ると、今日では珍しい The End も出てきます(別に出たからってどうってわけじゃないですが)。
若干映画の長さとして難があるかな(インド映画でもない限り、120分を超えるとちょっときついし、この映画では飛ばせそうなシーンがいくつかある)というところはありましょうが、日本以上に普通に存在するアメリカのミッション系学校で「ありうる」ストーリーを描いた映画という点ではほぼ満足です。ただ上述通り、キリスト教に関する語句はどんどん飛んでくるので、そこの点がある程度知識として知っているかどうかでかなり差が出るかなといったところです。
採点上特に問題はないのでフルスコアにしています。
立場は違えど、みんな言えない秘密がある
アスパラガスのかほり
フラストレーションの向けどころがわからない少年、世間への反骨心から厳格に振舞う老教師、夫と息子を失った女性の3人が、他者の痛みを知ることで自分の殻から抜け出し、前に進みなおす物語。
クリスマスを舞台にした映画と言えば、少々ハードな物語でもハートウォーミングな時間を挟むのがセオリーだが、本作では家庭的な空気や慈しみは登場人物達の孤独を際立たせるものとして機能し、開放的なシーンでも背景には冷えた空気を感じさせる。
物語が進むにつれ彼らの孤独のバックグラウンドが明らかになり、それには少なからず共感する部分がある。劇中のマジョリティ=名門校のテンプレ的な人物像からはみ出た人ほど共感できそうな人物造形が巧みだった。
ただでさえ「クリスマス=家族の時間」というぼっちに厳しい文化の中、舞台が名門校なので生徒も教師も「帰る家があって当たり前」という仕組みが出来上がっており、日頃からその空気を吸ってきた彼らの心中は察して余りある。
気になったのは、彼らが衝突するシーンの多さだ。登場人物達は孤独を拗らせているがゆえに他者に対して攻撃的だったり冷淡だったりする。上述のようにストレスMAXの状態で休暇に入ることもあり、序盤から一触即発の空気が流れている。会話の多くが悪口の類で、機知に富んだシニカルさやウィットの使い道が悪意に全振りされており、彼らが日頃いかに相手の気持ちを考えた言動から離れているかを示していた。中にはデリカシーゼロな言葉や現代なら眉を顰める発言も出て来る。
罵詈雑言として出て来るのは自分が言われたくないこと、という見方で言えば、彼らは悪口の引き出しがたっぷりあるのだろう。正直、衝突の描写にここまで時間をとる必要があるだろうかと疑問を持ったし、一線を越えた悪態や中傷を何度も言わせる必要があるのかと感じた。
八つ当たりじみた衝突を経て、徐々に彼らは自分だけでなく相手もまた痛みを負っているのだと理解し、ぎこちなくも距離を縮めていく。その近付き方がなんとも不器用かつリアルで、また睦まじい空気に座りの悪さを感じるぼっちらしいリアクションも微笑ましかった。安易な感動物語や仲良し路線にしないという、作り手の強い意志を感じた。
衝突から始まりそれが軟化するカタルシスがあるドラマではあるが、劇中のマイナスとプラスが釣り合っているとは言い難かった。クリスマス休暇の共同生活を経て踏み出す彼らの新しい日々に、観客が見出す希望でプラスを補う物語なのだろう。苛烈な暴言に耐え、エンディングのその先をポジティブに想像できるような、心が健康な時に観ることをすすめる
この映画大好き。
ドラマ・グッドワイフのエルズベス・タシオニ役が超素敵なキャリー・プレストンが、ミス・クレイン役で初っ端からわたしを喜ばせました。久しぶり!
あと、テイト・ドノバンがどこで出るかどこで出るかソワソワしてたら、アンガスの継父だった。ドラマ・アリーマイラブでアリーがポイしたロナルド・チーニー役の。25年以上前の役ですが。
映画には関係ないが、冒頭5分くらい?(アンガスが寮で荷造りしてる辺り)まで、字幕なしで上映されてて、一回そこで上映が止まったんです。15分くらい?機器の調整(再起動ってゆってたかな?)をして、もう一度頭から上映するという、珍しいハプニングを体験しました。合唱の練習からちゃんと字幕ついてたんやーって思いましたw
字幕翻訳は愛しの、松浦美奈さんだった。
教師ハナム、生徒アンガス、料理人メアリーの3人は名門寄宿学校バートン校のクリスマス休暇を学校で過ごす羽目になる。
嫌われ者ハナム、頭いいのに色々問題を抱えてるアンガス、ベトナム戦争でバートン校卒業生である息子を無くしたメアリー。それぞれの事情により、悲しく寂しい日々。ちらちらと読み解ける各々の事情が切なくて、割とずっと泣いてた。
ハナム先生の過去は、かわいそうすぎる。嫌な同級生のせいでハーバードを卒業できてないなんて。
アンガスが不安定な理由は、家庭崩壊にあった。父親が重い精神疾患を患い、母は離婚して新しい夫を見つけ、アンガスに冷たい。休暇の当日に約束破って迎えに来ないとか、酷すぎる。
メアリーは、息子が生まれる前に夫を亡くしてて、その息子にいい教育を受けさせたくてバートン校に勤めたのに、生徒は無礼だし大学の学費は出せなくて、徴兵に取られた息子が戦死…きついよね。
アンガス役の彼は映画初出演だそう。これからが楽しみな役者だと思う。
ちょっとしたやりとりがクスッと笑えて、3人の悲しみが刺さって痛くて、ムカつく奴らに小さく仕返ししたりするのがスカッとして。わたしの好みどストライクで、ハートがずきゅんとなりました。
ラストで、ハナム先生はボストンでのアンガスの父親訪問を庇ってバートン校を解雇される。代わりにアンガスは退学させられなくて済んだ。まだこれからが長い若者に居場所を譲ったハナム先生。
これからどうすんのかな、本書いて売れたらいいな。
マルクス・アウレリウスの自省録をいったい何冊買ってんだかw
どう良かったかがうまく言葉にならない。わたしは日本人だし、名門寄宿学校に行ってないし、息子もなくしてないし、彼らとの共通点はすくない。でも孤独には一家言あるからその点は分かる。I know.って言いたい。
音楽がトラディショナルなクリスマスソングでとっても素敵だった。冬に観たかったな。梅雨入りした日本で汗だくで観るのは風情に欠けるわ。
他の誰でもない、"私たちだけの話"
〈アントルヌー〉まずは言葉だ。さらば冬のセント・オブ・ボストン、そしてグッド・アンガス・タリー。地続きに心があって深い。最初から最後までどの瞬間も愛すべき、丁寧に紡がれたセラピー効果のありそうで、大切な一本。不器用な登場人物たちをあったかく優しく、まるで魔法みたいだった。本当に、70年代当時に製作されたような雰囲気・世界観。作品全編を随所で効果的に彩る素晴らしいサントラ選曲、あ~好きだったな。ワッと劇場が沸くような爆笑はあまりないかもしれないけど素晴らしく魅力的なドラメディで、映画史に新たに刻まれるホリデイ映画の傑作誕生。
何層にもなっていて、初めは好感を抱くようなタイプの人物じゃなくても見終わる頃には好きになってしまう映画を見る意味、映画を撮りたい理由。脚本フェチ(オタク)な自分には特に刺さる。セリフ主体の映画ではあるけどそれだけじゃない演出のすごさで、ちょっぴりホロ苦いカミングオブエイジ青春成長映画。よくできた会話劇と構成にメイン3人のアンサンブルキャスト、アレクサンダー・ペイン✕最高すぎるポール・ジアマッティ=『サイドウェイ』コンビが時を超えてまたも最高な作品を生み出してくれたことが嬉しい、歓迎されるべき名匠の帰還。待ちに待った映画ファンも多いはず。
"歴史は繰り返す"堅物と口悪?人類は過去から多くを学べるかもしれないけど、親とは違う自分自身の人生だ。嘘はつかないバートン男子。校長先生がお呼びです。トイレへ。舞台はベトナム戦争真っ只中の1970年、金持ち白人の甘ったれたクソガキ達相手に説く、どれだけ恵まれているか!斜視で臭くて多重苦。ケガやボストン…主人公2人の心理的距離が次第に近づいては、信頼関係ができていく様子もすごくよかった。今年の冬は、茶色コーデュロイとジムビーム(あとビールのシャンパンなミラー?)を買おう。チーズバーガーも食べたいね。あとクンツ役ザック・エフロン似の目元だった。
◯◯尿症、多汗症、"陰茎癌"
勝手に関連作品『さらば冬のかもめ』『セント・オブ・ウーマン』『グッド・ウィル・ハンティング』
クリスマスの魔法
全寮制の学校での、家族と過ごせ無い立場の違う三人のクリスマス休暇の物語。
ついクリスマスの願いを叶えてやると言ってしまった教師のハナムに、何故かボストンへ行きたいと言い出す生徒アンガス。寮の料理長メアリー・ラムに諭され一緒に小旅行に行く事になる。
ライ麦畑のコールフィールドはペンシルバニアからNYに行き精神病院に入ってしまうが、アンガスはNYからボストンに行き、罰の陸軍学校には行かず信頼出来る大人に庇われ未来を目指す。
愛したいけれど相手と意思の疎通が上手くいかない人、愛されたいけど愛して貰えない人、愛し愛されたいけど大切な人を失ってしまった人。
孤独な彼らにはお互いに他人に心を開かない理由があったが、クリスマスの雪が溶ける様に三つの寂しい魂が寄り添い始める。
地味で派手さは無いがとても素敵な物語。
監督アレクサンダー・ペインの素朴で人間的な物語がとても好きだが、相変わらずポール・ジアマッティの演技が素晴らしい。
期待せず
特に期待はしなかったせいか?笑えてしんみりしてどこか清々しい気持ちになれる、良い作品だった!
時代は70年代。
スマホもない時代の全寮制の学校が舞台。
男子学生のロン毛が目立つこの時代。
年齢的に教師に反抗したり、粋がったりは当たり前だが、どこかまだ従順で素直な子達。
しかも金持ち笑
クリスマス休暇のベビーシッター笑に任命される嫌われ教師との約2週間のちょっとドタバタハートフルホリデー。
ユーモラスなセリフが楽しい。
変にベタベタしたところがないのもいい。
1人でアイススケートを楽しむ17歳とくわえパイプで眺める教師。
そんな平和な図、今じゃなかなかない、かも。
変に力説したり励ましたりしない。
自然に任せていく感じがよかった。
美しい雪景色!
またね!で終わるところも!
Life goes on だからね。
だいすきだった!!
愛と友情と笑いが溢れてる❤ ❤ ❤
#TheHoldovers #ホールドオーバーズ
試写会当選@神楽座🌟
装苑onlineさんありがとう😊💕
高校の時に過ごしたboarding school生活を想起させる映画だったー🍀休暇中は現地の子はみんな自宅に帰るけど、短い休暇だと留学生はそのまま寮に留まるからまさにこの映画みたいな感じで。学校がないのに寮に残って過ごす非日常感とか家族に会えない寂しさとかこんな時だからいつもと違うことしちゃうぞ(*´艸`*)という特別感とか、そんな感覚がスクリーンからよく伝わってきてなんだか懐かしかった💜
面白かった💕
寮にこもって過ごす話の『ロードムービー』感の強さww
X世代の象徴の先生とZ世代の象徴のタリー氏だけど、共に過ごすうちにお互いを尊重して分かり合えるようになるだけにとどまらず、世代を超えた友情を築いていくという良質のフレンドシップムービー✨✨そしてキッチン長のラム姐さん、なんなら安定の寮母さんでしょ??
以下、箇条書き👇
・幾つになっても人って変われる!
・『古き良き』にはそれなりに理由が!
・泣くより笑える良作!
・シニカルユーモア満載!
・みんな一度観たらいいよ!
(無関係だけど)
・グッドワイフでエルズベス役やってるキャリープレストン出てる!←スピンオフドラマ観たい…
ぎっしり盛りだくさんの133分
鑑賞後に全員にハグしたくなった!
とても心温まる愛に溢れた優しい物語。
観終わった後、全員にハグしたくなったよ。
特に年齢は低いけど背も知能も高い彼!
ものすごく痩せてるのもあって、お腹いっぱいご飯食べさせたくなったわね!
どの人も色んな過去によって捻れてしまい、自分の見せ方が下手くそな人ばかり。
この3人はみんな愛に飢えている。
最愛の息子が突然消えてしまって、気持ちのやり場のないメアリー。
ママの愛が足りなさすぎるアンガス。
すごく優しいのに人に接するのが下手くそすぎるハナム。
望まぬ結果から一緒にいるうちに、お互いの弱い所を自然と垣間見る事になったことで、友情に近い愛情を持ち寄って過ごすようになるのだけど。
皆で傷を舐め合うというより、心の瘡蓋を敢えて剥がしてケアしあっているのが良かった。
蓋をしたままでは前に進めないこともある。
お互いの秘密をちょっとずつ見せ合って、お互いにその傷に優しさを持ち寄ることで仲良くなっていく様に本当に心が温かくなった。
あと食事するシーンが多いけど、食べ物をくれるってすごく愛があるよね、と友人に言われて以来、私の中で美味しいものをくれる人は愛をくれる人=あなた良い人!なんだけど。
メアリーがせっせとみんなのご飯を作って食べさせている所でもうちょっとうるっときた。私ならムカつく奴にご飯なんて作ってやりたくない。メアリー、愛が深すぎるよ!
そして環境に感謝する、これは本当に改めて思ったこと。両親に心から感謝です。
ラストシーンは涙なしには見られん。
誰しも生き辛さを抱えて生きているけど、彼の「君は大丈夫。」の一言で私も頑張れる気がした。
全体的に内容はなかなか胸を締め付けられる所も多かったのだけど、同時にコミカルな場面も多く、結構大笑いするシーンが多かったです。
笑えて泣ける、の感じ。
とにかくとてもとてもよかったので、おすすめしたいです。
学校の先生の話が好きな人にもおすすめ。
心に温まる素敵な映画でした!笑えるシーンも多く映画館で観客の笑いが起きてました。
厳格で嫌われ者の教師、母に邪魔者扱いされている生徒、ベトナム戦争で一人息子を亡くしたばかりの料理長、それぞれが問題を抱え孤独で帰る場所がない。そんな三人が高校の寮でクリスマス休暇を一緒に過ごすことに。最初は反発する生徒に手を焼く教師。だが生徒の悪さはまるでかまって欲しいと言っているかのよう。やがて明らかになる一人一人の秘密(問題)。三人がそれぞれの秘密の共有で互いに相手を理解していくさまが素敵でした。ただ一緒にいるだけではなく理解してくれる人がいるっていいですよね。映画館で何度も笑いが起きていました。楽しいシーンも多い素敵な映画でした。大好きなクリスマス映画がまた一つ増えました。
全285件中、261~280件目を表示