「超新星ドミニク・セッサに刮目!」ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ Duchampさんの映画レビュー(感想・評価)
超新星ドミニク・セッサに刮目!
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アレクサンダー・ペイン監督作品、初鑑賞。
ヒューマンドラマ映画はほとんど観ないが、これは間違いなくいい映画。
とにかく全編にわたり演出の塩梅が絶妙。
クリスマス休暇で居残りになった、問題高校生と教師、カフェテリアのおばちゃんの2週間のハートフルドラマ。
これだけだと全く面白くなさそうなストーリーだが、小気味いいセリフと演技で飽きさせない。
教師ポール役のポール・ジアマッティ、メアリー役のダバイン・ジョイ・ランドルフ、
アンガス役のドミニク・セッサ(新人!?)、三人とも役に嵌っていて、誰かか欠けると映画が成立しない。
話が進むにつれ、三人ともそれぞれ深い悲しみを抱えていることが明らかになるが、過剰に泣かせたり罵倒させたりさせないのがとても良い。
印象的なシーン
・劇中の時代に合わせて、冒頭のユニバーサルのクレジットも昔のやつ、フィルムのノイズも再現しているのがニクい。
・ラストでポールとアンガスが分かれるシーン。ポールは解雇されるバッドエンドにもなりそうな展開だが、がっちり握手して別れる、という終わらせ方がとっても良かった。
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