「ジジイには懐かしいオープニング!」ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ M.Ooiさんの映画レビュー(感想・評価)
ジジイには懐かしいオープニング!
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1970年代後半~80年代前半、親や親戚と一緒に「タワーリングインフェルノ」や「ミッドウェイ」などの洋画ロードショーを見た身にとって、冒頭の「ユニバーサル」「ミラマックス」のロゴや、鑑賞対象世代を表す画面や、光学式サウンドトラック特有のパチパチノイズ(わざと入れたんだろうな)は涙モノ。あそこまでやるんだったら、いっそのこと、映写機切替合図の黒丸(2回出てきましたね)と「ブチッ」という切替ノイズも欲しかったかも。
先生も生徒も給食のおばちゃんも、根は皆良い人で、ただ星のめぐりが悪くて貧乏くじを引いてしまっただけの人。ハーバード時代の旧友や校長(実は元教え子)は、要領よく(この場合は狡猾に)世間を渡り歩いて、お金持ちにはなったが心が貧しい。主人公たちのような不器用で純粋な人間は貧乏のままだが、こころは豊か。日本人的には後者が良いかなあ。ただ、四六時中空腹は辛いから、そこそこのお金は必要だけどね。
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