「堅物な教師と訳あり生徒の二人が心を開いて行く感じの作品。 本年度ベスト!」ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ イゲさんの映画レビュー(感想・評価)
堅物な教師と訳あり生徒の二人が心を開いて行く感じの作品。 本年度ベスト!
観たい映画が多くあり本作の優先順位が下がっていたけど鑑賞出来て良かった!
クスっと笑えるシーンもあり心が暖まる作品だった感じ。
1970年代、マサチューセッツ州にある全寮制の高校の冬休みの出来事を描いたストーリー。
冬休みに先生や生徒が帰省する中、ある理由で帰省せず学校に残る生徒のアンガス。
堅物で皆から嫌われている教師のポールがアンガスの監督役を務める事になり、二人を中心に展開するストーリー。
この二人に加え、学校の食堂の料理長のメアリーが加わって行く感じ。
仲の良くないポールとアンガスが早い段階で心を開いて行く感じで、もう少し仲が悪いシーンがあっても良かったのかも(笑)
堅物の教師のポール。意外と良い人でアンガスをいろんな場所へ連れて行ったりクリスマスプレゼントも用意するけど、そのプレゼントに笑えた。
ボーリングやスケート場の仲良さそうな二人の姿が良かった。
クリスマスや年明けのシーン。
日本人では考えられない位、アメリカでは大切な日だと改めて認識する。
ポールが買ったクリスマスツリーに笑える。
酒好きな自分なので、ジムビームが好きなポールに共感(笑)
スーパーでジムビームを2ドルで買ったんだけど当時はそんなに安かったのか?
気になるところ。
料理長メアリーのポイントも高め。
息子をベトナム戦争で亡くすももの元気に厨房で働くシーンが印象的。
ポール、メアリー、アンガスの三人が本当の親子の様に見える。
後半に起こる、ある出来事。
ポールの優しさが伝わって来る泣けるシーンでポールがアンガスを思う発言に優しさが伝わって来る。
堅物だったポールがとても良い人に感じる。
ラストでポールが車の中である飲み物を飲むシーンが最高でした( ´∀`)