劇場公開日 2024年6月21日

「良い映画を見たという満足感」ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ ファランドルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5良い映画を見たという満足感

2024年7月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

[ホールドオーバー…残されたもの、残留者]
2週間のクリスマス休暇だが、帰る場がなく寄宿舎に残る男子高校生と、その監督者の歴史教師、賄の黒人女性の3人。彼らはそれぞれ、人生においても置いてけぼりになった人たちだった。
嫌われ者の3人が隔絶された環境下で心を通わせていく、と書くと、いかにもありきたりのストーリーに思えるかもしれないが、決してそんなことはない。心の機微を繊細に、情景描写も美しく、実に良い映画を見たという満足感で一杯になった。
名門高校の施設が、格調高く立派なのには驚いた。

ファランドル
トミーさんのコメント
2024年7月24日

共感ありがとうございます。
外国の寄宿舎や校舎って本当にホグワーツの様に天井高いんだ、と思いましたね。
臭くて惨め、進む道も後が無いとリアルに追い詰められた境遇の二人でした。

トミー
かばこさんのコメント
2024年7月9日

おっしゃること、共感です。
置いてけぼりの人たちが少しづつ心通わせて孤独を癒やすひとときを送れたことに、人生捨てたもんじゃないと思いました。

かばこ