「取り残された人たち」ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ CR7さんの映画レビュー(感想・評価)
取り残された人たち
レクサンダー・ペインの新作ということで期待して見に行った。
相変わらずうまいなーと舌を巻く。役者も良かったけど、特に脚本の質はピカイチ。
人が描けてるし、細かい描写や設定など、いちいち心に引っ掛かる。人の心の深いところにあって決して癒えることのない傷が、ときに鋭く、ときに重く、ズキズキと痛む。
ひとそれぞれに自分自身の境遇を照らし合わせてしまうところがあるのではないか。
私自身も愛のない機能不全家族で育っているので、クリスマスとかお正月とか嫌いだし、ひとり孤独に取り残される(ホールドオーバー)される感はよくわかる。
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