「寄宿学校という空間」ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ みっくさんの映画レビュー(感想・評価)
寄宿学校という空間
米映画で寄宿学校といえば
「いまを生きる」「セント・オブ・ウーマン」そして本作。
共通点はいずれもオスカーノミネートされた傑作。
本作は過去作と比べても「悲壮感」「孤独感」が強い気がする。それはエリート校じゃないからか、主人公たちの境遇が悲惨だからか。
でもそんな彼らが「存在価値」というか「自己肯定感」を取り戻す姿が良い感じ。
ペイン監督作は、(客観的に見れば)悲惨な主人公たちを、笑いと滑稽さとドラマを上手いバランス感覚で見せることが出来る稀有な才能の持ち主だと思う。
それは本作でも生きていて、どん底の彼らを応援しながら見ちゃうんだよね。
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