「なんらかのリブート?」ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
なんらかのリブート?
70年代(のちに70年だと判明)を舞台に、オープニングから70年代の映画っぽい意匠で描く、あらゆるバックグラウンドが異なる3人の不器用な疑似家族の話。
きっとなにか参照されるべき過去作があって描き方の意味があるのだと思うんだけど、70年代映画はあまり知らないので…
嫌われ者の教師ハナム、ひねくれものの生徒アンガス、息子を亡くしたメアリーそれぞれの過去と事情が紐解かれてゆき、それに連れて相互理解と絆が深まってゆく…
本作が目新しいのは、70年代風の意匠ながら、ストーリーとしてはとてもポリティカリー・コレクトなこと。
いっぽうで、「良い話」風に『何を』描きたかったのかはピンとこないままだった…
「こういう後味の映画ってあったよね」とは思うので、その現代的なリブート、ってことなら分からんではないのだけど…
コメントする