「それでも生きていく、生きていける…」ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ あすか りたさんの映画レビュー(感想・評価)
それでも生きていく、生きていける…
少し展開が冗長・緩慢かもしれないが、それは好意的に観ていくとして、観る側は時間をかけて伴走しているうちに、徐々に登場人物と親密になっていく。
そして、それぞれの蓋をしていた<生きにくさ>が開示されていく。登場人物との距離が縮まっているから、こちらもグっと来る。
「人生捨てたもんじゃない」とは違うが、「人生そんなもんだよ」と訴えてくるような…
誰もが、人生は大変で(退却することも出来ず…)、へこたれることもしばしば…。
かっこよく生きる必要なんてなくて、「肩の力を抜いていいんじゃない?」「もっと楽に行けよ」という優しさが自身に染み入っていることに鑑賞後気付きました。
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