「大切にされることの大切さ」コット、はじまりの夏 和江さんの映画レビュー(感想・評価)
大切にされることの大切さ
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大家族の中で居場所のない少女が、親戚の家で一夏預けられて生活する物語。
「成長の物語」というよりは「生活の物語」という感じの穏やかで、静かなテンポの作品でした。
人によっては「眠たい作品」かもしれないです。
ラストシーンは一抹の不穏さもありますし、養子になったらいいのになぁと感じましたけど、その後のコットの人生はどうなるのか観た人の想像に委ねられている気がします。
個人的には養子にもらわれるのが一番幸せだと思うのですが、仮にあの冷たい家で過ごすことになったとしても、一夏の体験はコットの心に貴重な自己肯定感を芽生えさせてくれたと思います。
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