「最後には温かい気持ちになれる作品」うさぎのおやこ 白波さんの映画レビュー(感想・評価)
最後には温かい気持ちになれる作品
採点3.8
上西雄大監督作品。
知的障害の女の子と、それに寄り添う精神科医の物語。
医師も軽度障害でその両親も知的障害者、母親は精神疾患で依存症のシングルマザー、ホスト依存からデリヘル嬢に落とされたカナ、ホストクラブ(兼デリヘル)のオーナーに依存している女。
皆、何かを持っている人たちばかりなんです。
舞台となる街が悪意だらけな感じに見え、その行き過ぎない演出がなんともリアルでした。
でもそんな場所でもちゃんと善意もあって、そこに触れることができるかなんでしょうね。
だからか、皆が段々と前に進んでいくように見えました。
最後は温かい気持ちになれる、そんな作品です。
劇場で観れてよかった。
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