キング・オブ・キラーズ

アラン・ムーシとフランク・グリロ主演の映画の中では一番アクションが良かったと思う。
正直あんまりアクションでパッとしないイメージだったフランク・グリロだけど、ちゃんと動ける俳優だと再確認できました。

ストーリーや展開が若干強引に感じるが原作がアニメだかコミックって話だし、そこは目を瞑る。
だが舞台を日本にするならちゃんと日本人を使って欲しかったし日本で撮影して欲しかった。っていうかいまだに『日本が舞台だし、背景に漢字飾っといて白塗り芸者と刀持たしときゃいいっしょw』みたいなのが安易過ぎだし馬鹿にされてる気がして嫌。
そして案の定、刀でのアクションシーンが微妙。特にレンと二刀流の女秘書。刀に振り回されてると言うか、刀に使われてると言うか。まぁ酷いのよ。

そして殺し屋の頂点を決める戦いの結末だけど、一番萎える終わり方だったわ！本当に興醒め。
っていうかフランク・グリロが殺し屋のトップってのが実は嘘で、ずっと別室で戦いを鑑賞してた使用人？あの勧誘に来た人が本物なんじゃねーかなとか思ってたわ。

続編出ると思うけど、初っぱなで死んだ奴をどう使う気なんだ？アメリカらしくゾンビでも出す気？

サクッと観れるからラストはやや続編匂わせて雑に終わるが、終始面白い！新しい最強ヒーローものになれるかも。

カナダの映画で見かけない俳優ばかりだったが、テンポよくなかなか面白いアクション映画だった。原作はアニメらしい。東京を舞台にしている設定だが実際のロケは全てカナダでやっており日本人も誰一人出演していない。東京を舞台にする必然性はかけらも感じられなかった。監督は黒人で殺し屋役で出演もしている。主人公の奥さんと娘さん役の2人がとにかく可愛らしい。こういう家族の為なら頑張れるという主人公の気持ちはよくわかる。