「「私の学習を妨げるのは教育」」型破りな教室　sironabeさんの映画レビュー（感想・評価）

　2011年、アメリカ国境近くのメキシコの小学校へ、フアレス先生がやってくる。貧しく治安も悪い環境の子どもたちの学力は、国内最低レベル。フアレスは、ラディカルな教育方法で子どもたちに学びの楽しさを経験させ、子どもたちは次第に心を開くようになる。しかし悲劇が起こり。
　実話をもとにした物語。対岸にはテキサスのロケット発射場が見えるけど、ゴミの山の傍に住む少女、兄がギャングの少年、兄弟の世話のために中学へ行けなくなりそうな少女、など。そんな「罰の学校」の子どもたちが、フアレスの影響でイキイキしていく姿に感動します。そして夢のない大人たちには、悲しくて泣けてくる。しかし、最後のお父さんの嗚咽に感涙。
　井戸に落ちたロバの話がためになります。「私の学習を妨げるのは教育」アインシュタインはホント面白いこと言うなあ。