「白日おじさんとハッサン=青春くん」白日青春 生きてこそ talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
白日おじさんとハッサン=青春くん
アンソニー・ウォンを見るためと、(話せないし文法も語彙も知らないけれど)広東語の響きを聞くのを楽しみにしていた映画。パキスタンからの違法移民と労働許可を得て働ける移民。移民の間にも格差がある。
ウォンの表情、セリフ、演技に10才のハッサンくんも負けていなかった。白フレームの水中メガネ、本当は近眼なのに。ハッサンは学校で青春という名前をつけて貰った。白日青春という詩があることを初めて知った:「日のあたらないところにも 生命力あふれる春は訪れる」
香港まで泳いで移民として入国した過去があり家族との辛い別れがあった男が、父母と別れ香港からカナダへ向かう少年の背中を優しく押す。アンソニー・ウォンが若い映画監督に映画の未来を託すように。
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mayuoct14さんのコメント
2024年4月21日
今日、地元のミニシアターでこの映画を見て来ました。香港の難民事情を知ることができ、見て良かったと思いました。私も「俺はそろそろ後ろ下がるからな」みたいな、自分は抑えて後人に託す感じをアンソニー・ウォンから受け止め、talismanさんのレビューにとても共感しました。実は以前から他の映画でも気になるレビュー多かったので、フォローもさせて頂こうと思います。
私のレビューにも共感いただきありがとうございました。