劇場公開日 2024年2月9日

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「期待値の上をいく」梟 フクロウ nanaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0期待値の上をいく

2024年3月5日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

世界観の作り方が丁寧で
カメラワークや闇と光の使い方もとても臨場感が生まれていてよかった。

はっきりと語られるわけではないが、
前半の時点で、闇の中なら視力があることがわかる演出

それが暴かれてしまう瞬間の緊張感と安堵感。

そして、暗殺の陰謀に盲目であるがために巻き込まれ
どうにか保身のために奔走する姿と

その後、王の陰謀を暴こうと奔走する姿がとてもスピード感があり
飽きのこない映画だった。

ラストに救いがあるところも意外ではあったが良いストーリーだったと思う。

それにしても、この王は、自分のアイデンティティを「王様である」ということにしかモテなかったのが、とてもかわいそうな人だったなと感じた。

中身のない人間というのは実に滑稽で
周りを操っているように見えて、操られてしまっているのだろう。

nana