「老いるショック(特に浅野温子)間に合ってます!」帰ってきた あぶない刑事 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)
老いるショック(特に浅野温子)間に合ってます!
2024年映画館鑑賞49作品目
6月8日(土)イオンシネマ新利府
ハッピーナイト1300円
原廣利監督作品初鑑賞
『バカヤロー! 私、怒ってます「第三話 運転する身になれ!」』『OL忠臣蔵』『わたし出すわ』の原隆仁監督の息子
脚本は『あぶない刑事』『またまたあぶない刑事』『あぶない刑事リターンズ』『あぶない刑事フォーエヴァー THE MOVIE』『あぶない刑事リターンズ』の大川俊道
脚本は他に『25 NIJYU-GO』の岡芳郎
粗筋
刑事を退職し私立探偵になったタカ&ユウジ
最初の依頼は依頼人の母親探し
母親はタカ&ユウジの元カノ
依頼人はタカ&ユウジの娘の可能性あり
敵は父を殺したタカ&ユウジを恨む反社で尚且つ幅広い太いパイプを持ち各方面から守られやりたい放題の海堂巧
海堂のビジネスパートナーの1人に依頼人の母親が
舘ひろし74歳
柴田恭兵72歳
浅野温子63歳
仲村トオル58歳
ベンガル72歳
テレビドラマ第1シリーズの頃は10代だった観客も今では当然おじさんおばさん
出演者と共に歳を重ねてゆく
鑑賞後の感想の言い合いも弾む中高年
スマートでセクシーな柴田恭兵も顔だけ見たらすっかりおじいちゃん
ちょいワルオヤジ
草野球で鍛えたのかメチャクチャかっこいい老人
草野球だけではああはならないだろうけど
あぶ刑事大ヒットかつロングヒットの最大の要因は柴田恭兵
彼じゃなく石原軍団の誰かなら『あきれた刑事』みたいに低視聴率で1シーズンでぽしゃっていたに違いない
当初は共演の舘ひろしも眉を顰める彼のコミカルな芝居でタカは基本的にダンディでいられるし最高の引き立て役
タカ&ユウジは最高の夫婦的存在に昇華している
浅野温子が演じる薫は終始エキセントリックで三枚目
それもまあ仕方がない
今回のメインは永峰母娘
薫はいわば『カリオストロの城』の峰不二子的存在に
まあそれにしたって酷い扱いだけど
あれじゃまるで道化師だ
アダムスファミリーの母ちゃんを剽軽キャラにしたような感じの仕上がり
夏子が歌うステージを鑑賞しているタカ&ユウジが若い
CGだろう
最新技術も使い方によっては悪くない
ありがたい
その点では昨今のハリウッド映画はCGを使いすぎてそれがかえって良くない
岸谷と早乙女の悪役ぶりが良い
西野七瀬こんなに顔小さかったかな
これじゃまるで齋藤飛鳥みたい
男だけど山田裕貴クンの妻なんて羨ましい
配役
元港署捜査課刑事・T&Y探偵事務所の私立探偵・ユウジの相棒の鷹山敏樹(タカ)に舘ひろし
元港署捜査課刑事・T&Y探偵事務所の私立探偵・タカの相棒の大下勇次(ユージ)に柴田恭兵
タカ&ユウジに遅れてニュージーランドから帰国した元港署少年課課長の真山薫に浅野温子
港署捜査課課長の町田透に仲村トオル
探偵事務所の最初の依頼人の永峰彩夏に土屋太鳳
港署捜査課刑事の早瀬梨花に西野七瀬
ベンチャー企業「ハイドニック」社長兼銀星総業会長で前尾源次郎の息子の海堂巧に早乙女太一
海堂が雇っている傭兵の黄凱(ファン・カイ)に深水元基
元港署捜査課刑事で今では情報屋の田中文男にベンガル
町田の秘書のような警官の山路瞳に長谷部香苗
港署捜査課刑事で早瀬の後輩の剣崎未来彦に鈴木康介
港署捜査課刑事で早瀬の後輩の宍戸隼人に小越勇輝
町田の同期で神奈川県警察刑事部長の八木沼大輝に杉本哲太
タカから「悪党」と呼ばれている極秘プロジェクトを謀る男の劉飛龍(リウ・フェイロン)に岸谷五朗
フェイロンと行動を共にする謎の美女のステラ・リーに吉瀬美智子
宝石商の王に有薗芳
永峰彩夏の母・夏子の若い頃に吉田志織