劇場公開日 2024年5月24日

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「あぶない刑事とはお祭り」帰ってきた あぶない刑事 minorさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0あぶない刑事とはお祭り

2024年6月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

前作の「さらばあぶない刑事」から8年。
いや、さすがに定年だし、さらばあぶない刑事で最後だろう…誰もがそう思ってたはず。
正確には「あぶない刑事フォーエバー」のボート爆破でサングラスが沈むエンディングも本当にラスト感があった。
でも帰ってきちゃう、それがあぶない刑事。
終わる終わる詐欺かよ(笑)
でも日本にはこういう常識を覆した昭和・平成・令和を駆け抜ける幅広い世代を盛り上げるお祭りのような作品が必要。
笑いあり、アクションあり、人情味あり。

それにしてもこの二人のすごいところ、
歳を増すごとにダンディさを増す鷹山とセクシーさを増す大下。
演じる舘ひろしにしても柴田恭兵にしても70歳超えてるのにこの魅力。
この歳でこのかっこよさは憧れる。
そして、アクション。
ちょっと無茶させてない?って感じるけど、身のこなしが軽い。
ストーリー自体はわかりやすい。
観てて驚きのシーンもあるし、それはCGかな?
そして、一部過去の映像も流れるけど「あれ?さらばあぶない刑事でも使ってなかった?」ってのはあるけど、些細なこと。

前作のさらばあぶない刑事では鷹山のプライベートが少し垣間見えたものの、やはり私生活はほとんど明かされることはなかったのだけれど、今作の帰ってきたあぶない刑事では探偵という職業のせいか、警察署の環境ってのはほとんど登場しなかった。
探偵事務所兼自宅になるのかな?
洗濯をしたり、食事をしたり、娘?の存在があったり、今までは感じさせられなかったことがあって新鮮さはあった。

音楽は定番のRUNNING SHOTも劇場版バージョン、エンディングの翼を拡げても劇場版バージョン、劇中では懐かしいBGMも用意されててJAZZバージョンかな?往年のファンには堪らないと思う。

本編とは関係ないけど、
なんでこんなにかっこいいんだろ。
かっこいいから、長年愛されるのもあると思うけど、銃を構えるポーズとか子供の頃エアガンで真似してたりしたな。
小学5年くらいだったかな、兄の影響であぶない刑事と出会い、眠い目を擦りながら一生懸命起きてテレビを観てた。
その後、映画であぶない刑事、またまた、もっとも、リターンズ、フォーエバー(TVスペシャルからの劇場版)、まだまだ、さらば、帰ってきたと長年観ることができた。
そういうのも含めて懐かしさを感じたり、あぶない刑事と同じように歳を重ねてきたからの感情があるよね。
そうして、帰ってきたあぶない刑事を観終わって思うのは…
これ、また次作ありそうだな(笑)って思った。

minor