劇場公開日 2024年5月24日

  • 予告編を見る

「映画版で初めておもしろかった」帰ってきた あぶない刑事 smiyaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5映画版で初めておもしろかった

2024年6月2日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

無印ドラマ至上主義の自分には、初期映画3作品もいまいち
「リターンズ」~「まだまだ」は黒歴史(お布施のつもりで鑑賞)
「さらば」がまあまあと、映画版ははっきりいってどれも面白くなかったのです。

今回は評判もなかなか良いので、「さらば」程度かなと思って鑑賞しました。
ところが、オープニング音楽から引きこまれ、「いいじゃん、いいじゃん」で
2時間を楽しめ、映画版ではじめてお世辞抜きでおもしろかった。

音楽が初期もの(アレンジ違いではあるが)があったり、
配役がどれもぴったりだったり、(岸谷、早乙女、吉瀬、土屋、西野、中には賛否両論の人もいましたが、自分的にはどれもはまり役。早乙女は実績では役不足かもだが、たたずまいはとてもよかった。土屋はでしゃばるのかと思ったら、良い塩梅で話にからんでくる。)
全体のストーリーが基本よかったり、諸要因があったが、

やはり二人が刑事ではないことから組まれた話に引き込まれました。他の映画版と同様、無印ドラマとは路線が違うのですが、これまでも培われた二人のキャラを使って、刑事ではない話をうまく構成していて、最後まで楽しく見れました。
これも新しいスタッフたちが、どうやったら現在の二人を生かしたストーリーができるか、努力を重ねた結果でしょう。とても感謝します。

(話はちょっと違うが、007でショーンコネリー至上の自分がロジャームーア以降に失望を重ね、ダニエルクレイグに喝采を送ったのとちょっと似ているかも。
「スカイフォール」でアストンのdb5が正式に復活したときの感動が、レパード復活につながっている可能性もあると思っている。
(あれって、ゆるキャン△の映画版でリンちゃんのヤマハビーノが復活したのにも影響していると思う。))

ありえないでしょのとこもありますが、そもそも至高だった無印ドラマもありえないことだらけでも、すごく楽しめたのだから、何の問題もないのです。

smiya