劇場公開日 2024年5月24日

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「しっかり過去を見せ、移り変わる時を見せ、時を経た「今だから」こそ作れる映画」帰ってきた あぶない刑事 imaxmaxさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5しっかり過去を見せ、移り変わる時を見せ、時を経た「今だから」こそ作れる映画

2024年5月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

TVシリーズは多分当時視聴していたと思うが、映画シリーズは見ていません。TVシリーズも殆ど忘れているので最近の再放送で再確認しているところです。

初回放送から38年を経ても主要キャストがしっかり役割を果たしている驚きであり、再び映画で戻ってきてくれたことに感謝です。自らが老いを認識して行動しているのも、今だから作れる作品として好感も持てる。過去作のスチール写真、音楽、エンディングも。

ストーリーも過去の恋愛関係を絡め、独身のタカorユージの娘だったらと思うと感慨深い。また刑事ではない一般人が拳銃を持つことも(実際はあり得なくても映画なら納得出来るギリの設定で)納得です。

しかしマイナスに思った点、
⚪︎やっぱり🕶️無しでのアップは時を感じて辛い。これは私自身も同じ様に時を感じてしまうから。
⚪︎カオルは少年課のTVシリーズしか知らないから、あまりにも大きすぎるギャップについて行けなかった。初出で誰かわからなかった。
⚪︎終盤、銃を手にした二人だが、その時点から警察が全く出てこない。映画ならではのあり得ない設定と、普通なら有るだろう事はしっかり有る、事の使い分け。初期で警察が応戦して、最後はタカ&ユージのみが追い詰めるのが普通の設定だと思う。部下の刑事が役的に弱い(失礼)からか。

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公開記念舞台挨拶生中継付き上映で鑑賞しました。
最後に写真撮影OKの時間を作っていただきありがとうございました。

imaxmax