劇場公開日 2024年5月24日

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「前期高齢者とは思えない永遠のダンディとセクシーさが満載」帰ってきた あぶない刑事 ソニー・クロケットさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0前期高齢者とは思えない永遠のダンディとセクシーさが満載

2024年5月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

興奮

終わる終わる詐欺はアニメの銀魂だけかと思っていたがまさかあぶない刑事でも終わる終わる詐欺が起きるとは思わなかった。
そして今回はタカとユージのプライベートな部分にも触れたストーリー展開にもなっているが実は亡くなった長谷部安春監督がパイロットフィルムを撮った時に2人のプライベートの描写は作らないと決めて38年間頑なに守ってきたがそのタブーを破り新たなあぶない刑事のストーリーが展開される。
とは言え70歳を過ぎた2人と今までに関わったスタッフがほぼおらず大コケしたまだまだあぶない刑事の脚本担当した大川俊道さんではイマイチ不安な部分が観る前はあったが冒頭よりあぶない刑事のオープニング曲が流れハマに戻るタカとユージの姿を見て不安は払拭され、新たなスタッフは今までのあぶない刑事シリーズを観てきたファンやそれに関わったスタッフに対するリスペクトを忘れないドラマに仕上げていた。劇中の楽曲はテレビ、映画シリーズで使われたものが新たにリミックスされたモノが中心となり一気に作中に感情移入し、彩夏が劇中で『Where Do You Go From Here?』を歌うシーンでは感動するだろう。そしてあぶない刑事ならではの遊び心も豊富で港署に久々に凱旋したタカとユージのシーンでのモブキャラやその署内の内装にも目を離してはいけない、マニアックな所では保管庫のキャビネットには今までタカとユージが使用した銃器が全て保管されており、それを最終決戦に持ち出すまでの課程がいかにも透らしく今までの中で1番男気がありカッコ良かった。
ラストの銃撃戦は2人とも水を得た魚のようにシャープでハードなアクションを熟しユージはF31に乗りながらバーンアウトさせてM10を撃ち『On The Run』が流れる中ハーレーに乗りレミントンを撃ちスモークの中から登場するシーンに震える事間違いないだろう。
実はこのバーンアウトシーンを撮影するときに何回もアクセル全開にして撮影をした為にヘッドガスケットが抜けてしまいオーバーホールをして撮影を続行したそうだ、今回のレパードはカーショップフレンドにて整備販売されたF31をオーナーが是非とも使用して欲しいと言って提供されそのレパードには舘氏、柴田氏、仲村氏のサインをバイザー裏にしてもらったそうだ。
探偵だから銃は撃たないとかノーヘルでバイクは違反だとかコンプラだかテンプラだか知らないがそんな2人には関係ないね!!
この手の映画は楽しんで観るのがお約束でしょ!!
次は後期高齢者になった2人の姿をスクリーンで観られるのか?でもその前にあぶない探偵でドラマ化しても良いかもしれない。

ソニー・クロケット