「論理的説明は雑味」陰陽師0 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
論理的説明は雑味
クリックして本文を読む
0と付けたのは安倍晴明が皇の陰陽師になる前の修業時代の前日譚の意でしょう。監督・脚本の佐藤嗣麻子さんはゴジラー1の山崎貴監督の奥さんだからタイトルの0も影響かな、加えて本作のVFXは山崎監督の白組担当、幻想シーンはお見事でした。
ただ、そこそこ、面白かったものの脚本に難、陰陽師といえば晴明が魔物と闘うシーンが見どころなのに、真実と事実は違うといちいち心理学者のような解釈を外付け、まるで陰陽師は人に幻覚を信じ込ませる催眠術師のような論理的説明は雑味にしかなりません。
劇中で、描かれるエピソードは全て幻覚と言い切るから観ている方は白けるでしょう。
映画なのだからフィクションと割り切り、ハリーポッターのような魔法エンターテインメントに徹して欲しかった。
コメントする