ウルトラセブン Legendのレビュー・感想・評価

ウルトラセブンはどストライク！

「でもご安心下さい、このお話は遠い遠い未来の物語なのです…。え、何故ですって？…我々人類は今、宇宙人に狙われるほど、お互いを信頼してはいませんから…」

ー　いやあ、このドキュメンタリー映画面白かったっす。
　　私がウルトラセブンをTVで観たのは、多分、再々々放送だったのだと思うのだが、
　　ウルトラマン（も、トーゼン好き）とは、かなり違う”大人の特撮”番組って感じが好きだったなあ。
　　様々な奥深いメッセージ性を含む回が有ったり、甘っちょろいヒューマニズムを越えた深遠な今でも通用する問いが含まれた回があったり・・。

　　特撮で言うと、今作でも映されていたホーク１号やホーク３号の出発シーンには痺れたモノである。あとは、ヤッパリポインターの格好良さだなあ。

　　それと、今作で触れられて”それが魅力だったか！”と思った金城哲夫氏を筆頭にした社会的なメッセージを含んだ優れた脚本や、格好良い音楽制作、使用方法の背景や、演出の見事さには唸りましたよ。ー

＜そして、息子が生まれて幼稚園の年長になった時には彼はウルトラマンに嵌り、小学生になったらウルトラセブンに嵌っていたモノである。
　当然、私も”もう、勘弁してください！”と言う程一緒に観たよ。
　ヤッパリ、ウルトラマンとウルトラセブンは永遠の特撮ヒーローなのである。＞

正直、行くかどうか迷ってました。今迄もセブンのドキュメンタリーは何度もあったし、既に亡くなられている方も多い。何故今更ドキュメンタリー？ 正直そう思っていた。
すみません、間違いでした！当時の熱気と情熱が伝わる良いドキュメンタリーでした！！
ウルトラセブンは、僕が生まれた年に放送された。ベトナム戦争や赤軍闘争等があった時代を反映した作品。それが、現代にも確実に通じる作品となって残っている。
そして時々挟み込まれるセブン本編の4K映像の美しい事よ！

映画「ウルトラセブン Legend」を見に行ってきました。

「ウルトラセブン」制作の裏話がいろいろ聞けて、おもしろかったです。

「ウルトラセブン」の出演者・スタッフの方々が高齢になられているので、興味のある方は、見ておくといいと思います。