劇場公開日 2024年2月9日

  • 予告編を見る

「関東大震災直後の騒乱時に起きた甘粕事件のことを映画化」風よ あらしよ 劇場版 かねごんさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0関東大震災直後の騒乱時に起きた甘粕事件のことを映画化

女性解放活動家であった伊藤野枝の生涯を描いた映画。野枝は関東大震災後の騒乱のなか女性の権利について世間に異議を唱え続けたひと。

ところが野枝は関東大震災後の騒乱で巻き起こった朝鮮人による日本人の虐殺と言うデマを流布したと憲兵隊から疑われ、夫婦と6歳の甥が虐殺され井戸に遺棄された。

この事件は満州国建国に影響を与え終戦と共に服毒自殺した甘粕正彦による命令によるものとされ、甘粕事件と言われています。
この映画を観たのは昨年公開され話題となった、福田村事件と時代背景が同じだと感じたからです。

とても重い内容ですが、伊藤野枝やその内縁の夫である大杉栄が女性の権利のために権力に抗ったと言う事を初めて知りました。

コメントする
映画好きの67歳!ボケ防止のために感想を記録しています