「百年前と今。」風よ あらしよ 劇場版 知徳さんの映画レビュー(感想・評価)
百年前と今。
昨年「福田村事件」を観て、日本社会に根強く残る重層的な差別の構造を改めて実感しました。そして昨日「風よ、あらしよ」を観ました。
この作品は、伊藤野枝の生涯を描いたもの。以前NHK BSでやっていたものということですが、見逃していました。考えてみると、関東大震災も、東日本大震災や福島の原発事故も、直後の日本社会に大きなストレスとそこから来る矛盾を顕在化させてきました。
二つの映画が示してくれた現実は、たった百年前の出来事ですが、多層的な差別や貧困、ジェンダーの問題など、今も解決されているとは思えません。まだご覧でない方は、是非ご高覧あれ。
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