「唐田えりかの淡々とした存在感を慈しむ」朝がくるとむなしくなる ゾンビ2さんの映画レビュー(感想・評価)
唐田えりかの淡々とした存在感を慈しむ
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76分間ほぼ唐田えりかが映っている
推定半径500mの世界を淡々と往復する彼女の姿を少し控えめにカメラが収めていく
登場する人たちの姿や感情は風景のように流れていき、自分自身の重さでさえ繰り返される日々の風景のひとつとなって流れていく
恋の予感も友情の兆しもクレームをつけるおじさんもやがて質量を失って吸い込まれていく白い部屋
まだ人生の半分も終わってないよ大丈夫と励ます母の言葉は…本当に希望なのだろうか?
ほの明るい世界を漂う時間が延々と続くだけなのかも?
橋の下を川は流れる
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