「事前知識は必要だけど… (微ネタバレ有)」ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ 盗塁王フォクシーさんの映画レビュー(感想・評価)
事前知識は必要だけど… (微ネタバレ有)
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まずこの映画は監督の方も言っているようにファン向けの映画で、fnafについて知識のない人やただのホラー好きが見たら設定もあって分かりづらい上、多分正直につまらないでしょう。しかし!事前知識のある人、ファンの人にとっては正しく満点の映画です!主人公のマイクを誘拐された子供たちの親族に設定したことや、ヴァネッサの父親を物語の重要キャラに活用することなど、原作の設定に映画の設定を上手く落とし込めていました。今作はfnafの裏設定である「アニマトロニクスたちに子供の魂が宿っている」という設定を活かした作品で、ガチガチに襲ってくる系のホラーを期待した人(原作ゲームのような襲ってくる系を期待したファンも)にとっては少し残念だったかもしれません。ですがホラー系を期待した一般人はfnafをよく知った上で、また原作ゲームのような物を期待していたファンは思考を変えて見るととても楽しめる良作となっていて、ファンのことを考えて制作していると感じました。ですが一つだけあんまり…な部分があり、物語で作中の時がいつなのか説明しなかったのでわかりづらく、アビーが娘ではなくマイクの妹という設定とも相まってこんがらがってしまいました。また正直ヴァネッサとマイクなどの人間ドラマはなくても良かったと思っていて、やるにしてももう少し2人について深掘りして欲しかったです。以上のことから今作は、「圧倒的ファン向け映画」と「ホラーより原作設定メイン」の二つにまとめられ、一原作ファンの私としては、時系列などの分かりづらさあったものの、ファンの期待に応えられた映画だと思います。
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