劇場公開日 2024年6月7日

あんのことのレビュー・感想・評価

全300件中、161~180件目を表示

4.5僕は感動しました

2024年6月26日
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泣ける

悲しい

知的

新しい発見があるし
とても悲しくなります。
良いところと嫌なところの塩梅が素晴らしい
あんちゃん
龍の高齢者
感動しました

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ブチギレアサガオ

5.0初めてでした。映画を観て悔し涙流したのは。

2024年6月26日
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ただただ悔しくて悔しくて…悔しすぎました。
悔しくて唇噛み締めすぎて、元からあった口内炎が倍の大きさになっちゃったもん。
そしてこれが実話ベースということで、なんか…世の中ってもっと優しいものだと思ってた。

めっちゃヘビーでシビア、あまりにも救いが無さすぎる映画だから、あまり軽い気持ちで観に行かないほうがいいんだけど、でも色んな人に観てほしいし、色んなことを考えてほしい。

そしてなんと言っても圧倒的河合優実。
佐藤二朗も稲垣吾郎もめちゃ良かったけど、そんなベテラン俳優をも食ってしまう河合優実。
「不適切にもほどがある!」で彼女の存在を知って、あっまた可愛い役者出てきたなーぐらいの印象だったけど、ごめんなさい、はっきりいって舐めてました。めっちゃ強いっすね。
ワンピースのウルージ的なね笑

2024年上半期ベスト級の一本来ちゃったかなこれー!

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Nari

4.0三面記事にしかならなかったある女性のこと

2024年6月26日
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悲しい

知的

2020年のコロナ禍で起きた実際の事件を「SRサイタマノラッパー」「AI崩壊」などの入江悠監督が映画化した。
三面記事にしか取り上げられなかった事件だが、知人をコロナで亡くした監督はこれは映画にしないといけないと使命に駆られたという。
21歳の杏(河合優実)は幼少期から母に虐待され、小学生で不登校、12歳から母に売春を強いられ、得たお金は母に搾取されるという過酷な生活を送っている。覚醒剤も常用しており2018年秋に逮捕されてしまう。
そこで出会った刑事の多々羅(佐藤次郎)に彼が主宰する薬物更生施設を紹介され、通うようになる。
そこに出入りする週刊誌記者の桐野(稲垣吾郎)も良き理解者として就職先として介護施設を紹介してもらう。小学校以来通っていない学校にも通うようになり人生に光が差し始めた時にコロナ禍が襲う。
せっかく出来た社会との繋がりを寸断されてしまう。
杏をどん底の生活から救い出せるのは社会と繋がる細い糸だった。引っ張ればすぐに切れてしまう細い糸。その糸が切れてしまった。
改めて思うが、その糸を切ったのは政治なのではないか。
あの当時、安倍首相は国のトップとしての行動力を示すために学校、会社などの休止を要請した。
そこに、細い糸でしか繋がっていない弱者の事は考えられていなかった。
あんのことは氷山の一角にしか過ぎないと思う。
もちろん社会を止めなかったらコロナはどうなっていたのか。もっとたくさんの人が亡くなったかもしれない。
ただ、一律に休止するのではなくきめ細かい配慮は出来たはずだと思う。
そうすれば、こうした弱者の被害は少しでも減らせたのではないかと、残念でならない。
また、未知の感染症が襲う可能性はある。その時に弱者を救うセーフティネットが構築されていることを切に願う。
河合優実の演技は杏が憑依しているようなリアリティがありもはや演技の域を超え、まるでドキュメンタリーフィルムを見ているような錯覚を憶えた。

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kozuka

4.0とりあえずクスリやめろ。シャブやめるには自分を大事にすることからだ。

2024年6月26日
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河合優実の、身体の削り方(肉体と精神に対する負荷)があまりにも壮絶すぎて、撮影のあと気持ちは大丈夫だったのだろうか?役から解放されたのだろうか?と心配してしまったほどだった。こちらの精神も(さすがに肉体はそうならない)多少ヤラてしまうそうなほどだった。
佐藤二朗と稲垣吾郎の二人は、なんか胡散臭いし、ひと癖ふた癖がプンプン匂い立っていて、君たちが善人のまま行くの?それとも裏があるの?とヒヤヒヤしてた。
結果は想定内ではあった。だけど、打ちのめされた。かすかな希望と、それを一気にどん底に突き落とす絶望が何度もやってくる。アンの人生に意味はあるのか?ってくらいに。人はほんの些細な支えでも生きていく勇気を得られるのかもしれないが、それがまったくの絶望になった時に選ぶ道は、そこ(ネタバレにつき伏せます)にたどり着くのだろうな。
とにかく、この撮影のあと、河合優実個人をちゃんとケアしてあげられていたかがほんと心配です。

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栗太郎

4.0これが実話なら、どうなってる?日本

2024年6月26日
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こんな過酷な状況、あります?
これ以上の悲劇が起きないように、ずっとドキドキしていた。

だれかを支えようとしたら、自分が存在し続けないと、その思いは無駄になる。

挫折が、寂しさが、孤独が、人を殺すんだな。

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ミツバチば~や

4.0最近見たどのホラーより怖くて悲しい。

2024年6月25日
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コロナ期の悲劇。
実際にあの時期、逃げ場の無くなった若い子だいぶ死んだ。家にも学校にもいられない、働く事も出来ないリスカ、薬、そして売り、、実際にあった話のツギハギ合成だからリアルである。

あんの河合が凄く良い。
佐藤も吾郎ちゃんもクソで良かった。
河井のクソお母さんの容赦ない蹴りもリアルであった。

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masayasama

4.5苦労して積み上げたものも 崩れるのは一瞬

2024年6月24日
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悲しい

苦労して積み上げたものも
崩れるのは一瞬

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いのしし

4.02020年のことを、もう忘れかけていたことに愕然とさせられた。と同...

2024年6月24日
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2020年のことを、もう忘れかけていたことに愕然とさせられた。と同時に、「あの頃は大変だったけれど、みんなで乗り越えたなぁ」と、懐かしむような気分になっていた自分には、まさに冷水を浴びせられたような映画だった。
あの時代を乗り越えられなかった人たちが、たくさんいたであろうことを知らしめてくれた。
実際の事件に基づいている、と聞くと、どの部分まで実話で、どこがフィクションなのか、という方に気持ちが行ってしまい、ググってみたりしてしまったが、具体的な事件詳細には辿り着けず、そんなことをした自分を恥た。

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白シュナ

4.5あんのこと

2024年6月24日
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あんが喜ぶと嬉しかった
あんのことってタイトルがしっくりくるようにあんを見守っているような映画だった
それがよかった

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13.

3.5予想通りの作品

2024年6月23日
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気になる女優!河合優実
作品は無音ノーシーンをうまく取り入れてた!
佐藤二郎って最近アドリブなのかな?って気になる!
自分勝手で周りの演技が浮いちゃってる!カットしてもらいたいな!
母親の演技も憎らしくて良かった

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シゲゾ〜

4.0考えさせられた

2024年6月23日
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河合優実さんが、とても良かった。辛い環境の中、直向きに生きていて、側から見たら売りと薬で荒れてる子。だけど、それしか知らずに育ってる純粋な子をとても上手に演じられてて、終始泣きそうでした。警官役の佐藤二郎さんも、いい人なのか、悪い人なのかわからないけど、そういう二面性を持ってる人もきっと世の中にはたくさんいるんだろうと思う。普通に生きていた自分には触れることがない世界だけど、もっとこういう子達が生まれない世の中にならないものかと、考えさせられました。

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どん

心に刺さる映画

2024年6月22日
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既に皆さんが口コミされているとおりの映画です。色々なファクターで考えさせらる映画です。

心は揺さぶられますが、涙出る前に自分は何をしているのか深く考えさせられて、映画鑑賞後も数時間たっても考え続けてます。

関心領域を観た後に観ると人間の根底は同じで残酷すぎると、どうすべきか考え続けたいと思います。
最後に杏さんの絶望感は耐えられない。

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Tanny

4.5あんと河合優実

2024年6月22日
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河合優実さんの演技が並外れていた。あんの人生を生きていた。こんなに俳優さんの演技で感情移入したことはない。「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」の時にも彼女の演技力に呑み込まれてしまったけれど、今作でも河合さんの表現力にひたすら犯されていくしかなかった。

映画はいつも私に寄り添うものだと思う。ドラマはリアルタイム性があり、今放送しているドラマは常に“今”で、過去のものも懐かしさを帯びる。映画のように2、3時間では終わらず何週にも及ぶからその時の自分の時間の流れも交わる。ミュージカルや舞台は一度きりのもので、同じ公演は2度と見ることができない。しかし、映画は常にそのままで、物語を凍結したようなものだと思っている。演技をした俳優も、物語も、全てがそのまま在り続ける。だからこそ、私はこれからもあんと生きていく。

河合さんが見せてくれた、あんの見たものや大事にしたものと私も生きていく。

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Tone Rina

3.5不条理

2024年6月22日
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何で不幸な人にこんなにも不幸ばかり降り注ぐのか。親ガチャとかで、済まされない。怒りがこみ上げてくる。でも果たして、自分に何ができるのか。さらに苦しくなる。問いかけてくるものが多い映画です。

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おっけ

4.5杏が「どう生きた」のか、鑑賞後もしっかりかみしめたい一作

2024年6月22日
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過酷な家庭環境に育ち、自身も薬物依存などから抜け出せない杏(河合優実)が、周囲の人々の支えを受けて自らの人生を立て直そうとする姿を追う入江悠監督の視線は、優しくはあるけど現実に立ちはだかる問題から目を背けさせないという、ある種の厳しさを秘めています。

同時にまた、2020年以降に世界の多くの人々が経験した、新型コロナウィルスの感染拡大に伴う社会生活の大きな変化において、人の支えを切実に必要としている人々がどう生きたのか、本作は一つの素描ともなっています。

実際に起きた事件を丹念に取材した上で(時系列は異なるけど、中盤の大きな場面転換となる事件も事実に基づいているとのこと)作品化した入江監督の、安易なハッピーエンドには回収させない、という覚悟と責任がひしひしと伝わってきました。

一方で、入江監督が杏の内面を書き起こす描写は、非常に繊細で印象的です。たとえばある雑貨店を訪ねた杏がナップザックを最初どのように持ち、そしてはっと我に返ったかのように持ち替えた場面。台詞ではなく杏の微妙な挙動と表情だけで、これまで彼女は欲しいものがあったときにどうしてきたのか、そして彼女の内面で何が芽生えてきたのかを明瞭に示しています。この場面はぜひとも注目してほしいところ。

『市子』(2023)ともやや共通した要素を感じさせる本作。入江監督の代表作の一つとなることは間違いなさそうです。

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yui

5.0あんと市子

2024年6月21日
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生まれた環境で〔親が全てと私見ですが 永遠ループするのでしょう)

こんなにも過酷で理不尽な場所に暮らすひとたちが・・・

すべてが性善説で成り立つことはないのでしょうか

記者が面会で語った
サルベージを作った刑事がいればあんは
助かったのでしょうか

ワタシはそう思えません
映画のストーリー上はそう見えたかもしれませんが
なにか一つのきっかけ、支えにヒビが入れば
あっという間に人間は崩れ去のではないでしょうか

この映画の見た帰りに満員電車に乗り合わせましたが
同じぐらいだけいろんな境遇に立つ人間をいるのではと
想像してしまいました

日本だけでなくたぶん全世界で同じことが
起こっているのでしょう
生き物が生きている限りなくならないのでしょうか

地道に地域で全うに活動されている方々に
感謝の念に堪えません

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mmnioh

4.5事件を知ること、忘れないこと

2024年6月21日
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ずーっと考えてる…
どうすれば良かったんだろうって…

記者が刑事の記事を書くのは、至極まっとうだとは思うのだけど…
その後、刑事に変わって、なぜ杏ちゃんをフォローしてあげなかったの???
あんな暴力を振るう母親を実際に目にしているのに、
職場の大人たちは、どうして何かをしてあげなかったの???
と、誰かを責めてしまう自分がいる。

実際は、杏ちゃんの事件が5月で、元刑事の方が逮捕されのが10月だったみたいで、
この現実の時系列だと、やはり、コロナ禍によっての孤立化が大きく、
その他の彼女にしか判らない、いろいろな要因が重なってしまったのかなぁ…。
とは思いましたが、
今回の作品の流れでは、杏ちゃんの悲しい判断よりも、
刑事の逮捕が先に描かれていたので、
いちばんは、コロナ禍が大きな原因だったとしても、
カラオケに行ったり、ゴハンを食べたり、かなり近くで関わっていた大人なのに、
なんで気にかけてあげなかったのか...と、記者の中途半端な関わり方を責めてしまいます…。

また、鑑賞して1週間経ちましたが、河合優実さんの杏ちゃんが、ずーっと消えません。
パンフレットに書かれていましたが、事件を知ること、忘れずにいること、彼女の痛みをわかちあうこと、彼女の尊厳を守ること、そんな強い意思が、河合さんが、杏ちゃんを演じることに全身全霊で関わっていらしたんだな、と思いました。
思い出しても涙が出てきます。

そして、もっとひどい現実がどこかで起こっているのかと思うと、苦しくて仕方ないです…。

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hkr21

5.0あんのこと

2024年6月21日
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自分もそうだったかも知れない。

狭い世界
そうやって生きてきてしまった家族の正解は
親は子育てのために自分を売り
子供を躾け出来るだけ早くその子も売る
家族は協力し合い生活を繋ぐこと

ある意味間違ってはいない
文化、常識、ルールがちがうだけ
家族の事で他人が立ち入ることは
難しい

この映画に淡々と描かれた事は
多かれ少なかれ
どの家庭にもあることかもしれない

その狭い世界ではそれが普通で
別に自分が不幸だとも底辺だとも
気づいていない

しかし

あることをきっかけに
それは不幸なことになってしまった

そうなったら耐えきれなかった

誰にでも起きること

この映画は「あんのこと」だが
「あんだけのこと」じゃない

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dude

3.5はい!ゴローさん!

2024年6月21日
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川崎のTOHOシネマズのレイトショー。
年季を感じる据えた空気の中で観る
80年かけてゆっくりと
でも確実にぶっ壊された
我らの住む国、日本のお話。

本当の話をベースにした
ノンフィクション寄りのフィクションは
のっけから飛ばす飛ばす。

シャブ食ってキマッてる演技も
バットで不穏になってる演技も
毒親に洗脳されてなす術もなく従う演技も
他人に少しずつ心を開いていく演技も
生きる意味を見つけて目に力が戻ってくる演技も
拠り所を失って放心する演技も
何より自分に絶望する演技も

河合優実マジで凄過ぎる。この一言に尽きる。

毒親の出てくる映画は最近多いけど
ここまで胸糞悪いのはたぶん初めてで
ベスト毒親オブマイライフって感じ。
我が子を「ママ」と呼び執拗なまでに
彼女の人生を壊しにくる様子に
薄気味悪いを超えてシアターから
逃げ出したくなるほどの恐怖を感じた。

河合青葉マジで凄すぎる。この一言に尽きる。

脇を固める俳優陣も上手すぎるから
物語に没入してしまい
主人公の心の痛みをもろに食らって
最後はものすごい喪失感に襲われる。

刑事の二面生には人間の持つ
利己的な部分と利他的な部分の極端なジレンマを
記者の自己保身の言い訳には
このような事実があることを知っていても
ただ傍観しているだけの私たち観客すべてに対して
居心地の悪さを凝縮させてぶつけてくる。

つまりはだ。ゴローさんお前よ!
お前がしっかり杏に寄り添えよ!
お前の記事が居場所を奪ったんだから!
コロナなんて言い訳にならないからな!
死んでからぐだぐだ言っても
それは自己憐憫でしかないんだよ!
まじで!頼むよ!お前のせいだよある意味!

そしてそうならない人生で良かったと思う
私を含めた観客も最低なんだよな…
どうしたら良いのかは全然わからないから
とりあえず投票に行こう。

というわけで
お金払って嫌な気分になるのは
本当に意味がわからないけど
劇場公開時に映画館で観る映画以外は全部偽物
って誰かが言ってたので
どんな映画も頭から齧って骨まで残さず
しゃぶり尽くしていこうと思った次第。

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きーろ

5.0保険証が無いんだよ

2024年6月21日
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悲しい

難しい

保険証が無いとか、定職が無いとか、そんな家族が同じ国、同じ時代に生活してる事すら意識せずにのほほんと暮らしてる

コロナで雇い止めになった人も沢山いたはずなのに
日常が戻ったらすぐ記憶が風化して忘れてく

身近に杏がいたら多々羅や桐野みたいな対応できるかな

できないだろうな。

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imaikiteru