「心が元気な時にしか、観ちゃいけない映画。」あんのこと しのさんの映画レビュー(感想・評価)
心が元気な時にしか、観ちゃいけない映画。
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また1作品、心が折れる映画を観てしまった・・・。
最初の「この映画は実際にあった事件に基づいている」の表記が、観終わった後に心に重くのしかかる。後味が悪すぎる。あの子供のことで救いを出そうとしているのかもしれないけど、もう少しハッピー側に寄せられなかったのだろうか・・・。あくまでもフィクション(基づいているだけ)なのだから。
確かに、河合優実は日本アカデミー賞(2025)の最優秀主演女優賞を受賞するだけの演技をしている。「悪い夏」でもそうだったけど、こういう荒んだ役をやらせたら、河合優実が、いま一番良い演技をするのじゃないだろうか、とも(上から目線ごめん)。逆に、佐藤二朗の演技が大げさすぎるとも思う。そんな人いない感を出すためならば、計算されつくされた演技だと思うけど。他のキャスト陣も、すごくこの映画のテイストと合っていると思った。
願わくば、この入江悠監督が、こんな作品を作りたいと思わないような世の中になってほしいと切に願います。
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