「紙一重のやり切れなさ」あんのこと PPさんの映画レビュー(感想・評価)
紙一重のやり切れなさ
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この映画の本当にやりきれないところは、あんはいまもちゃんと幸せに生きれている可能性があることがわかりすぎるくらいわかることだと思う。彼が逮捕されなければ。母親に見つからなければ。あのマンションで誰かが一緒にいれていれば。シビアな環境だけれどそれでも生きていた彼女に、ちゃんと存在していた寄り添う人や救いが、ほんとうにもう一歩だけ、届かなかった、そんなお話。
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