「誰も救えない…。」あんのこと Buttonさんの映画レビュー(感想・評価)
誰も救えない…。
クリックして本文を読む
あんが最後にとった行動は仕方の無かった事だと思います。
思ってはいけないことですが、あんの最後の選択に正直私はホッとしました。やっとあの母親から解放されるんだと…。
それほど辛い内容の映画でした。先日に観た、ミッシングは最後にかすかな希望のようなものが見えましたが、この映画は本当に救いようのない結末でした。
幼い頃から母親に虐待を受け続けても、売りを強要されてもグレることもなく、助けてくれた祖母のために介護の仕事を学んだり、隣人から押し付けられた子供を大切に育てたり、あんは本当にいい子なんです。
あんの優しさがこの映画の唯一の救いです。
残されたあんの日記のメモ書きが優しすぎて私の心を締めつけます。薬物を打たれ常習者になってしまったあんが更生の途中に見せた笑顔が忘れられません。
観るか、かなり迷いましたが、観てよかったと思います、辛すぎて二度とは観れませんが。自らを戒めとするには良い映画だと思います。今もあんのことを思うと目頭が熱くなリます。
コメントする