劇場公開日 2024年6月7日

「何かが少し違ったなら」あんのこと 赤の他人さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0何かが少し違ったなら

2024年7月14日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

泣いていいのかさえ分からない
あなた達のキツさを推し量る事も自分には出来ない気がする
救われねぇなあと思う

どうしてあのとき……
どうしてあんな事が……
どうすれば……とあったかもしれない未来を夢見てしまう

日記を初めて購入するシーンだったり
家にある荷物を回収する時にイヤホンを耳にぶっ刺す描写だったりが丁寧で痛々しい……
今日を、明日を、生きる事を掴む必死さがある気がする
軽率にオススメはできないけど、見応えのある映画でした。

売春を強要した幼い娘をママ=誰かを養う必要のある人間として呼称する母親にゾッとするし辛くもなった……

赤の他人