「事実をもとにした物語。あんが生きた証、小さな幸せの一歩を映画として残す。」あんのこと ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
事実をもとにした物語。あんが生きた証、小さな幸せの一歩を映画として残す。
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まさしく、あんのこと
生きた証
確かに存在した輝いた日々を
映画として多くの人が残そうとしたもの
ある刑事との出会いがきっかけに
少しずつ前に進み始める
初めてのひとりぐらし
明るい日差しが眩しいアパート
小さな一歩の積み重ねが美しい
それだけに何が起きるのか
常に緊張してドキドキしながら見守ってしまう
そんな小さな幸せも
母親は許してくれない
せっかく歩みだした人生もすぐに壊されてしまう
人の優しさにつけ込んで
許せない
コロナ禍も追い打ちをかける
人生を取り戻していく機微を見事にに演じた河合優実
そんな彼女が演じた小さな幸せを
もっと観たかった
刑事役の佐藤二朗の頼もしさ
役人に大声で噛みつくようなところがスカッとする
ただの良い人ではない
そんな彼を
もっと観たかった
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