「確かに存在したあんのこと。」あんのこと はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
確かに存在したあんのこと。
身も心も体を売らされて稼いだ金も全て搾取される。幼い頃からそれが日常でそれ以上のことは何も知らない。杏。
一番残酷なところは唯一好きだと言った祖母も結局のところ杏に寄生しているし、何より昔は母親が杏にしていることと同じことをしていたかもしれないということ。母親があんな風になった背景はなんなのか。なぜ杏をママと呼ぶのか。
どこまで実話に沿っているかは分からないけど、このあまりに過酷な環境で生きていた女性が実在したなんて本当にいつの時代の話かと混乱してしまう。コロナ禍に関わらず日本社会の闇は相当根深い。
キャスティングもよく練られていて、特に河合優実は難しい役だったと思うけど本当に素晴らしかった。良作への出演が続いているので今後もスクリーンで会えるのが楽しみな役者さんです。
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トミーさんのコメント
2024年7月12日
ユーチューブに良く出て来る“託卵”これの逆バージョンでエサを運んで来る娘をカッコウ(母親)がママと呼んでいた? あるいは、祖母が食べ物を運べなくなったからかもしれませんね。