劇場公開日 2024年6月7日

「河合優実を観るための作品」あんのこと クリストフさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0河合優実を観るための作品

2024年6月10日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

御多分に洩れず、「不適切にも程がある」で知った女優、河合優実。これまたとんでもない若手が出てきた❗️と歓喜してたら主演映画と。これまた何と絶妙なタイミング❗️
なんてーふしぎなーちからー😁

河合優実はドラマでもそうだったが、あまり笑顔を見せない。ホントに、記憶の片隅にある、山口百恵を彷彿とさせる表情。
そんな彼女が、あんとして、ネグレクト売春薬物から只管に更生に励む日々を綴った、日記の様な映画だった。

正直、彼女だけで充分だった。

脇を二朗と吾郎が支えるのだが、
二朗のいつもより抑えた演技は、それでもまだ抑えが足らない気がする。恐らくは彼のパートは彼任せであろうが、もっと凄みと感情の昂りを抑える感じにして欲しい。同じセリフを4回言うシーンは若干暴走気味。

吾郎はいつもの感じだね。飄々として裏で何かを企む。今回はそれでも、あんの更生を一番応援してくれてた理解者であるから、もっと二朗とコミュニケーションがあっても良かった。

いつもならこういう脇の人が終始寄り添うものだが、それすら阻んでいた新型コロナのパンデミック。
急とはいえ子育てするあんには、あまりにも過酷な現実。そこに飲み込まれていった人間は、彼女だけではなかったはず。

「薬物依存の女性が」云々というニュースが流れても、自分は眼もくれない。そんなの自己責任でしょ、としか思わないだろうが、そのバックポーンや「マンボウ」が及ぼした影響は知る由もない。「密です」と言って遠ざけて良い話ではない。

物憂げな河合優実を、これ以上なく浴びた。
また目が離せない女優が増えた。

あの母親は、
「52ヘルツのクジラ」を想起した方も多いかな❓

そして唐突な早見あかり。

二朗と吾郎は逆でも良かったかもね。

クリストフ
かばこさんのコメント
2024年6月22日

早見あかりの母、あの罪悪感のなさはリアルかも、と思いました。

かばこ
もりのいぶきさんのコメント
2024年6月22日

クリストフさん、コメントありがとうございます。

>あの毒親の事なので、娘に保険かけてたかも

あー。
あり得そうです。保険料も杏に稼がせて…。何だかなぁ
(…って既定事実みたいに書いてはダメですね・-・;)

>河合優実はドラマでもそうだったが、あまり笑顔を見せない

笑顔でも、どことなく儚さがつきまとう感じもします。
これからも要チェックな女優さんです。

もりのいぶき
大吉さんのコメント
2024年6月17日

コメントありがとうございます。
昨日放送の「だれかtoなかい」で河合優実ちゃん、ゆりあんレトリーバーのネタしてましたよ。楽しそうでした。TVerで見れると思います👍

大吉
Billyさんのコメント
2024年6月14日

私も逆の配役だったら、良かったと思う。

Billy
またぞうさんのコメント
2024年6月12日

welcone to 河合優実推し、です(過去出演作もおそらく見ていらっしゃると思いますが)

またぞう
大吉さんのコメント
2024年6月12日

早見あかりは唐突でしたね。
多分、なんらかの絡みはあっ
たのがカットされたのかな。
山口百恵似てますよね。

大吉