「絶望と閉塞感」あんのこと JUNさんの映画レビュー(感想・評価)
絶望と閉塞感
絶望と閉塞感に満ちていますが、そこに指す微かな希望や光をもっと対比として鮮明に落とし込み描かれていれば、更に良かったかなと少し残念に思いました。
またディテールが消化不良で、ストーリーに深みが無くなってしまったようにも感じました。
それは週刊誌記者の桐野と刑事の多々羅の描き方にも現れています。善人か悪人かパーソナリティーの表現が中途半端で、もっとドロドロした人間臭さを出した方が面白かったと思いましたが…。
あと確かに近頃の若手の中では河合優実は良い演技をしていると思いますが、演技力についてはややワンパターン気味だし、皆さまが絶賛する程そんなに良いかな?
実力があって評価されていない人は他にも沢山いると思います。
ただ、今過大な評価をするのでは無くて、コレから更に期待出来る可能性の有る役者だとは思いますが…。
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琥珀糖さんのコメント
2024年12月3日
今晩は
「正体」に共感ありがとうございます。
あんは幼く母親と狭い世界の中で生きていますね。
もう少し考えることを学ぶ機会とか、知らない世界に触れる。
あまりに可哀想に思えました。