劇場公開日 2024年6月7日

「絶望と閉塞感」あんのこと ジュンさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5絶望と閉塞感

2024年6月9日
iPhoneアプリから投稿

絶望と閉塞感に満ちていますが、そこに指す微かな希望や光をもっと対比として鮮明に落とし込み描かれていれば更に良かったかなと少し残念に思いました。 またディテールが消化不良でストーリーに深みが無くなってしまったようにも感じました。
それは週刊誌記者の桐野と刑事の多々羅の描き方にも現れています。善人か悪人かパーソナリティーの表現が中途半端で、もっとドロドロした人間臭さを出した方が面白かったと思いましたが…。
あと確かに近頃の若手の中では河合優実は良い演技をしていると思いますが、演技力についてはややワンパターン気味だし、皆さまが絶賛する程そんなに良いかな?
実力があって評価されていない人は他にも沢山いると思います。
ただ、今過大な評価をするのでは無くて、コレから更に期待出来る可能性の有る役者だとは思いますが…。

JUN