スリ・アシィのレビュー・感想・評価
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期待度△鑑賞後の満足度◎ インドネシア版ワンダー・ウーマン❗
①タイミング的に他に観る映画が無かったので偶々選んで観たら結構楽しめた。
②インドネシア版マーベルコミックスみたいなコミックスのスーパーヒロインをマーベル映画に真似て映画化した、まっこと気恥ずかしいくらい正統派のパクり映画ではあるけれども、インドネシア映画である特色は出てるし(スーパーヒロインになる儀式のシーンとか、善悪が闘う世界観とか)、演出にせよ特殊効果にせよアクションにせよハリウッド映画ほど洗練されてはいないが、これくらいプリミティブでオーガニックである方が或る意味ホッとする。
Fan Fire
朝っぱら、眠たい目をこすりながらレッドブルをキメて眠らないように朝イチの回で鑑賞。
朝っぱらと夕方前という仕事柄後者が行きづらい時間帯なもんで、映画館もなぜこの時間帯にした…とブツクサ言いながら観ました。特典はポストカードでした。
BCUというインドネシア版のマーベルやDCの類いで、第一弾は2020年に公開されていたみたいですが、その頃は地方住まいだったもので、その作品の存在自体知りませんでした。予習しとけばよかった…。
テイストはマーベル、中身はDCと既視感のある内容の上、戦闘シーンもかなり単調で、上映時間も2時間強あるので早い段階で飽きがきてしまいました。
アラナが生まれてから速攻子供時代の回想に移ったと思ったら速攻で大人になるという展開の速さにいきなり追いついていけず、原作を読んでる前提で進んでるのかなと早速きな臭さを感じてしまいました。
どうも怒りがマックスになると能力が解放されて超強くなるというこれまた既視感のある能力だったところで一つガックリしました。
総合格闘技で負けなしだったアラナに金持ちの息子かなぜか勝負を仕掛けて、八百長で負けてくれなきゃジムを潰す的な事を言ってきますが、一回逮捕されて顔も知られているのにこれ息子側にメリットってあるのか?と疑問に思いながら観ていました。
アラナを演じたペフィタ・ピアースさんの格闘シーンはとても良かったです。生身での闘いはやはり燃えるものがありますし、打撃の強さに攻撃されてから反応してからのカウンターに、1対1でもストレートに挑むかっこよさ、最近のアクションでのトレンドの足技もしっかりと入っていてとても好みでした。
ペフィタさんが良かっただけに、周りのキャストのアクションの凡庸さ、やられ役の方々のバリエーションの無さが気になってしまいました。改めて優れているアクション映画はやられ役の方々の仕事が偉大だなぁと思いました。
VFXやCGのクオリティは可もなく不可もなくといった感じで、最初の噴火のシーンとかは見応えがありましたし、壁蹴りのシーンなんかも良かったんですが、瞬間移動や高速移動のシーンでなぜか安っぽく見えてしまったのが残念でした。スローが用いられるシーンもあまり上手ではないのか、ただスローにしているだけ感が強くて萎えました。
炎の能力を持っているという割にはそれを全面的に押し出していくのかと思いきや、基本は拳で闘っていくので、能力の必要性とは?と何度も疑問に思ってしまうくらいには歯応えがありませんでした。アクションが素晴らしかったが故に、後半の能力フル活用が残念だった「シャン・チー」とはまた逆の悩みになってしまいました。
ヴィランなんていたっけ?レベルで印象に無くて、急に出てきたと思ったらさっさと逃げていってしまうしで、金持ちの息子とその仲間の方がヴィランの立ち振る舞いをしててアンバランスでした。
エンドロール後、組織への勧誘と新たなヒーローの先行登場とヒーロー映画お決まりの流れが出てくるんですが、いかんせんインドネシア映画を観る機会が無いもんですから誰が誰だか分かりませんし、スリ・アスィも超パワー+炎の能力だったのに、次の人も超パワーがベースにあるのかと思うとバリエーションの幅狭くない?と不安になってしまいました。
ペース的に忘れた頃に3作目が来そうですが、なんとか挽回して面白い形でユニバースしていけばいいなと思いました。
鑑賞日 12/18
鑑賞時間 8:45〜11:10
座席 H-11
敵がいまいちハッキリしない。古代の邪神軍団は何がしたいのか?彼女はいったい何と戦っているのか?けど、けっこう面白かった。
格闘家アラナが古代インドネシアの女神スリ・アシィの力を得て邪神と戦う。
孤児院の子どもアラナはケンカが強くて昔の安達祐実ちゃんに似てて可愛いから、スリ・アシィはヤメて、このままこの子の成長物語でも僕は全然良かったがが、里親に引き取られたところで子ども時代は終わり。残念。サイドストーリーでも有れば見たいと思った。
突然大人バージョンのアラナ。腕っぷしが強えーから格闘家として活躍中。八百長の申し出を断り難かったようだし、金ももらえるから3Rで八百長負けする予定がつい勝ってしまう。勝ってしまうのは予想通り。八百長の胴元が怒ってコーチの里親を意識不明の重体にしたから今度はアラナが怒って胴元に仕返し。この胴元が、貧乏人はこの世から抹殺すべきだとか言う立派なヤローで最悪。邪神のペンダント持ってたから、コイツがやっつけるべきラスボスだと思ってたらペンダントが偽物でコイツは小物だった。
アラナが小悪党の胴元を成敗してスッキリっていうドラマでも面白いと思ったが、格闘家バージョンはここで終了。
で、何か古代の儀式があってアラナに女神降臨、スリ・アシィになって悪の神たちと戦う。僕は、スリ・アシィにはインドネシア版キャプテン・マーベルか?っていうぐらいの強さを期待したがそれほど強くない。ピストルの弾はよけちゃうんだけど、ザコキャラ倒すのも結構苦労してて期待してたほど強くなくてちょっとガッカリ。
ザコキャラなんか何十人いようがマシンガン持っていようが一瞬で意識を奪って倒してしまうぐらいの超絶パワーを発揮してほしかった。
あと、1000人閉じ込めた場所がショボい鉄格子で笑えた。
現れた敵の古代の邪神みたいのもサノス級のトンデモパワーを期待してたが、まあソコソコの力でこちらもガッカリ。
話は変わるが、サノスが指パッチンの完全勝利でエンドロールが始まってしまった時の衝撃と興奮は今も忘れられない。空間と時間を自在に操れる能力に一体どうやって対抗するんだと次回作への期待は最高潮だった。僕はこの時点でキャラの半分ぐらいは忘れていたので、もう最近は ほとんど付いて行けてなくて、見ても割りとチンプンカンプン。
まあ、それはともかく次回作有るみたいなので楽しみ。作られるかどうかは何となく微妙っぽい。インドネシアでヒットすれば期待できる。これがインドネシアヒーロー第2弾というのも驚きだが、例によって第1弾を酒の神様が当然のように見てる。
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