「高校生だった」Winter boy マリエルさんの映画レビュー(感想・評価)
高校生だった
僕は高校生だった。
父が突然、逝ってしまった。予兆はあった。
誰にも言えない。自分のせいかもしれない。
そんな心の闇をかかえている時って、ただ眼を見て話してくれるだけで、その人を好きになってしまう、そういうことってあると思う。
主演のポール・キルシェがビョルン・アンドレセンみたい?
惜しげもなく裸体をさらして大熱演。
でも150ユーロとかって、おかあさんが知ったら悲しむよ。
おかあさんこそ、落ち着いたらゆっくりパリを歩いて、そしてできたらまた、新しい愛を見つけてほしい、と思います。
まだ独立していない時に親をなくすのは、人が思っているよりずっと大変なこと。
若い人ほど傷つきやすく、そこから立ち直るのにこれだけの葛藤が必要だったのだと思う。
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